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2022.3.21 イベントの成功は「キャッシュポイント」と「手段の目的化」対策

3月21日(月)
「やまがた女子蕎麦」が、残すところ後10日くらいになりました。 
来月からは「寒ざらしそば」の売り出しが始まります。
うちの会社ってそば粉屋でありながら、イベントやキャンペーンのプラットフォームを提供しているという、とっても珍しい会社なんですね。
1on1やっていると、みなさんからも新しいイベントやりたいという話も出てきます。
今日は、「イベント」とか「キャンペーン」の気を付けたい部分について、私の考えをお話ししたいと思います。

まず前提として頭に入れて欲しいのが、「イベントの問題点」2つです。
①コストがかかる
イベント自体は儲からないどころか、相当なコストがかかっています。
女子蕎麦、寒ざらし、天保そばにしても相当の時間と経費をかけていて、経営上は結構な負担になっています。さらにこれから新しいイベントを作る場合、相当の経費負けを覚悟しなければいけません。

②手段の目的化
これは世の中の失敗パターンの常に上位に君臨しています。
どういうことかと言うと、本当は重要な目的が別にあるのに、やってるうちに目的を忘れて、いつのまにか手段だけを追いかけて満足する・・・ってやつです。
例えば、生産性アップが目的なのに手段のデジタル化が目的になってしまうとか、仕事で結果を出すことが目的なのにビジネス書を読むことが目的になるとか・・・
もちろん趣味ならそれでもいいんですが、仕事ではダメなんですよね。
そんなことがイベントにも当てはまって、「女子蕎麦」なんか見ていても真の目的を忘れているように思えます。

じゃあこれらを踏まえて、新しいイベントを企画する場合どう考えるか?なんですが・・・
今言った2つの問題点をクリアにしなければなりません。

まずコストの問題は、キャッシュポイントを設定したいですよね。
例えば、マクドナルドで100円マックというキャンペーンありましたよね?
100円の魅力でお客様を誘導して、ポテトやドリンクをキャッシュポイントにしてそこで儲ける・・みたいなやつです。フロントエンドで集客して、バックエンドで掛けたコスト以上を回収する感じです。

次に「手段の目的化」対策としては、もうこれは、必ず目的ファーストを徹底することです。
「女子蕎麦」でも目的を達成できないと判断すれば、どんなにイベントが盛り上がっても撤退するという感じです。

今日はイベントの論理的な側面をお話ししましたが、違う切り口としてより感覚的な「マーケット感覚」も大切ですし、「ワクワク」から入るのも大切です。
いろんな切り口で、お客様に愛されるイベントを、これからも作って行きたいと思います。


それでは今週もよろしくお願いいたします。

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