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2022.3.25 「無形」の価値で差別化を!

3月25日(金)
最近YouTubeやSNSを見てるとみんな凄く似てきたなって感じます。パターン化してる感じですかね。同質化と言っていいかもしれません。
もちろんこれは悪いことではなくて、ある程度レベルを上げるテクニックとして型を真似ることは大切かと思います。

ただですね、私にはちょっと違和感があるんですよね。
なんか気持ちが入って無いような感じがします。
そしてこれは、短期的な成果は上がっても、長期的な成果は上がらないような気がするんです。

まあ、趣味の世界ではこれでもいいんですが、話をビジネスに移すと、そうはいきません。
今日は、同質化とは対極の「差別化」しましょうという話をしたいと思います。


マーケティング界の巨匠にマイケル・ポーターという人がいて、彼に言わせると、「日本人は競争戦略を作るのが下手」だそうです。
どういうことかと言うと、日本人は同質化が好きですよね。SNSのように型通りのことが心地いいと思っちゃう国民性かもしれません。
でも、それではダメだと言ってるのがマイケル・ポーターです。


彼の著書で『競争の戦略』といわれる、マーケターの教科書的な本があるんですが、その中では「差別化」ということをかなり重要視しています。
同質化ではなく、差別化ですよ!ってことです。
まあ、これは何となく納得できますよね。

じゃあ、差別化ってなんだ?と言われると、みなさん具体的に説明できますか?

彼の言う差別化っていうのは、「最高」ではなく「独自」という意味です。
お客様から見て、あの会社は独特だなぁ・・・と感じる「独自性」です。

会社の例でいうと、
アップル、ナイキ、スタバ、昔のホンダやソニーもそうだったかもしれません。
まあ、最高でも独自でもある会社ではありますが・・・
でも何かを真似してる会社ではなく、真似される側の会社です。

じゃあどうやって差別化するかといいかというと、彼は少しだけヒントを示してくれています。
そのヒントとは、商品やサービス内容だけでなく、「無形のもの」に着目しましょうって言っています。形の無いものですね。

例えば・・・
企業哲学とかカルチャーとかブランドとか、あるいはそれらの組み合わせです。
よく考えると、スペックだけ見ると、iPhoneよりも中国製のスマホの方が性能が良くて安いですよね。でも、多くの人がアップルの哲学やカルチャーのファンになって、無条件でiPhoneを買っている訳です。


まあ、アップルとは比較にはなりませんが・・・
うちの会社も経営理念価値観を大切にしようと言っているのは、そういった哲学やカルチャーを作りたいからなんです。
お客様から愛されるためにも、無形の価値を作り出して提供していきたいと思います。


それでは本日もよろしくお願いいたします。

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