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【プレス型がおすすめな理由】創業70余年の木型屋が解説します。


【プレス加工とは】


凹型凸型で挟む成形方法のひとつです。


プレス加工とは、加工材を型に当て、加工機で圧力を加えることにより材料を型の形状に加工する成形方法です。それぞれ凹型凸型を作成して、上型と下型で挟むので、材料を曲げて成形したいときに用いられます。

材料に合板を使うことで、

  • なるべくコストを抑えたい

  • 古くなった型をリニューアルしたい

  • 短納期で高精度な型をつくりたい

といった問題を解消できます。
代表的な成形方法には、ほかにも真空成形などがあります。

【製作手順】


1.3Dスキャナーで現物をスキャン

今回は古い型のリニューアルということで、3Dスキャナーで現物をスキャンし、画像データ化します。軽量で扱いやすいArtec Eva 3D Scanners (Artec Group)を使用しています。

3Dスキャナーで楽器ケースの木製プレス型をスキャンする

2.NCデータの作成

スキャナーで取得した画像データをもとにCAD設計を行います。

3.材料の加工

合板を複数枚重ね、接着剤で接合した状態を加工していきます。

合板 木材曲げ加工 プレス型

完成品

こちらは楽器ケースのプレス型です。

楽器ケース 木材曲げ加工用 プレス成形型

【まとめ】


プレス型の材料に合板を使用することで、金型に比べて費用を抑えることができました。樹脂型も同じく、金型よりコストが安く短納期で製作できる型です。
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