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フェイルファーストの真の意味とは?Google元CEOの口癖だった理由も

個人的に、昨日のnote「正解思考をアンインストールした方がいい」という話と1セットで大切な考え方が「フェイルファースト」でこのコトバの意味はシンプルながら深い。すずっちの考えるフェイルファーストの考え方と、このコトバがGoogleの元CEOが口癖だった理由をまとめます。

フェイルファースト(FailFirst)とは?

フェイルファーストの前に、モバイルファーストの話を少々します。

SEOの世界ではモバイルファーストになって久しいですが、SEOの世界は元々はPCファーストで、PCでの検索結果を軸にして検索結果が作られていました。ただ今は、モバイルファーストが主流でモバイル検索結果を優先して検索結果が返されるルールになっています。


SEOでは、今はモバイル対応していないサイトは、検索順位が落ちる仕様だし、最近はhttps対応してないと検索結果が落ちるのも明確になってきていて、本当にITの世界、webの世界は流れが早いし、今は「安心・安全」に利用できるように色々と工夫されているんだなと感じます。

Google社の検索アクセスの管理画面も、本当に細かくアップデートされていて、流石だなって思います。これはすずっちが管理してる、とあるブログのアクセスの数日前のキャプチャですが、細かい部分で

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分析しやすくなっていて、「ちゃんと分析して、もっとこの機能活用して、うまく運用しなさいよ」って、言われているよう。本題に入ります。


まず「フェイルファーストとは何か?」に対してですが、英語のコトバそのままでいえば、

Failは、失敗
Firstは、第一の、一番の、最初

という意味で、「最初に失敗せよ!」っていうニュアンスの意味。

すずっちの考えるフェイルファースト

この、フェイルファーストという考え方は言葉が短くて、色々なところに当てはめられると思いますし、すずっちのお気に入りの言葉の1つ。


昔すずっちは、ITシステム開発のベンチャー企業でマネージャーやってた時に、この言葉と向き合う事が多かったし、色々なシーンでこの考え方が活躍してくれました。


すずっちの考えるフェイルファーストの真の意味は、

早く失敗して、失敗から学んで、目指すゴールへ近づこう

という意味です。目指すゴールっていう部分に敢えて抽象化してるのは、場合場合で意味が変わるから。


例えば、若手や新人さんが設計や開発している場合は、この言葉は

早く失敗して、失敗を修正して、高い品質の成果物を収めよう

という意味で、不安があったり戻り工数が気になる場合は、早目に先輩に質問してねってニュアンスも含まれる。

また、マネージャになってくると、意味が追加されてくる。


すずっちの例で言えば、ある程度放っておいても一定の品質を出してくれるAリーダ、思い込みが激しくて定期的にチェックしないと不安がある(戻り工数が増えて計画遅延リスクがある)新米Bリーダがいた場合、

通常は、作業者の自己判断で成果物が一旦できてからレビューするけど、危ういなと思うBさんには、マネージャ側から抜き打ちで、作業構想の段階や作業途中の段階でプチレビューして、大きな手戻りが出ないようにケアする

っていう事をしていました。これは、「勝手にプチレビュー」と名付けて、定期レビューと別にチェックするようにしていましたが、効果を発揮していました。


ITシステム開発だと、必ずレビュー工程はあるので品質は、ある程度担保できるのですが、レビューで戻り工数(手直し)が多すぎると、予定通りいかなかったり、品質を担保できない場合が往々にして起こるので。

っていうのが、マネージャ時代に役立ったフェイルファーストの考え方。

フェイルファーストが役に立った別事例

また、このフェイルファーストの考え方は、自分で副業をはじめて、複業にしていく工程でも役に立ちました。


実際、すずっちは会社員時代に副業をはじめたのですが、幾つか手を出しました。で、比較的早い段階で成果を感じられたのは、ブログ運営と、広告を使ったアフィリエイトでした。

1.ブログ運営は開始3ヶ月目で30万円稼ぐメディアに育ち、大きな手をかけなくても年経費1万円で、ブログが稼ぎ続けられる仕組みを作れた
2.広告を使ったアフィリエイトは、5ヶ月目で月10-30万円成約取れるようになったけど、広告費が毎月10-20万円かかる。悪い時は30万円成約と思っていても、成約率の問題で入金が20万円を切り赤になる

って事がありました。

で、この場合、フェイルファーストの考え方を当てはめて、

2の方法については、損害が出ない内に撤退することにしました

すずっちの言うフェイルファーストの「目指すゴールへ近づこう」について、実際の状況を見て、撤退することも時には最善手になると思っています。蛇足ですが2は、Yahoo広告アフィリで規制が入るって話を聞いていた事もあり、別のFB広告運用を試してみるキッカケにもなりました。


なので、フェイルファーストの考え方で、

まず行動して、失敗を経験して、そこから次の一手を探す方法

というのは凄く色々な事に、応用が効く考え方なのかなと思っています。

Google元CEOの言うフェイルファーストとは?

また、Google社の元CEOであるエリック・シュミットさんは、英語で

Fail fast, fail cheap, and fail smart

という言葉を好んで使われていたようです。


エリック・シュミットさんの言うフェイルファーストの言葉の意味は、

早く失敗しよう、損害が少ない内に失敗しよう、賢く失敗しよう

という内容で、こちらはGoogle社内でメインサービスの開発の現場でも、例えばサービス終了したGoogle+のような新しいサービスの事業継続の判断の場合でも、適用されていた考え方だったのじゃないかと思います。


Google社ってYoutube社をM&Aで買取、自社サービスとして大きく伸ばされましたが、毎年すごい数の会社をM&Aされていて、稼働しているサービスもたくさんありますし、Google+はじめ終了したサービスも多くあります。

こちらのKilledByGoogleというサイトでは、Googleで終了したサービスのお墓があります。あなたの知っているサービスは何個あるでしょうか?

「え、そのサービスも終了したの?」って名前もありました。ただ、捨てないと新しい事できないのも真理ですよね。

まとめ

昨日のnote「正解思考をアンインストールした方がいい」という話と

1セットで大切だと、すずっちが考える概念「フェイルファースト」について、すずっちの解釈での使い方と、Googleの元CEOの口癖だった言葉などまとめました。

「早く失敗、賢く失敗して、次に繋げる」って考え方、もし良いと思ったらアナタもこの考え方をインストールする事をオススメします♬


また、そもそも失敗というのは「未然に防ぐ予防」と「起きてから対応する事後の失敗対応」と2つの学びトリガーになり、予防も大事なのですが、今回はその話入れると複雑になるので、割愛しました。組織運営系だと特に予防策足すのも、重要だと思います。

2020年1月は毎日書くと決めたnoteもこれで28日目。2月は新しい事をはじめるので毎日更新はしないと思うと、結構エネルギーの込もった内容と文字数になりました。

少しでも役に立った方や「なるほど」と思った部分があれば、スキやコメントを頂ければ、嬉しいです。お互い、フェイルファーストでいきましょう!

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