鈴虹色

鈴虹色(すず にじいろ)です。 絵を描くこと、言葉、漫画、小説が好きです。主に詩のようなものを書いています。現在体調の変化が激しくnoteへの投稿が難しいため、Xに短い詩を載せ始めました。小説は休載しています。

鈴虹色

鈴虹色(すず にじいろ)です。 絵を描くこと、言葉、漫画、小説が好きです。主に詩のようなものを書いています。現在体調の変化が激しくnoteへの投稿が難しいため、Xに短い詩を載せ始めました。小説は休載しています。

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【詩】今、私に花束を

Someone’s Story 2  【今、私に花束を】 ハッピーエンディングを迎えた私が 今の私に話しかけてきたの 頑張り過ぎなくていいよ 誰にも見えない所で 私が頑張っているのを 知ってる もう 泣いてもいいよ 人知れず 私が涙していることを 私は知ってる 私が頑張った分 私がたくさん泣いた分 それを超える喜び、笑いが 私の元にやって来ることを今、伝えに来たよ もう、安心していいよ 私はずっと 幸せだった だから今の私も幸せなの 気づいて、

    • 【詩】1,000km先の答え

      Someone’s story 44 【1,000km先の答え】 1,000Kmを越えるひとり旅 100段近く上って振り向いた景色 その土地の人々が住まう緑豊かな大地 二人組の観光客が教えてくれた この場所はこの地域を一望出来る所だと 曇り空でも目の前の景色は美しかった 心の中でふと思った ここでなくていい どこでもいいから、あなたと旅がしたい

      • 【詩】凶=吉となる

        Someone’sstory 42 【凶=吉となる】 いざという時 その人の本性が分かるでしょう 吉と出るか凶と出るか その言葉は私にとって 凶であり吉となった ありがとう、ついに手放せる覚悟をくれて

        • 【詩】あなたがいてくれて

          Someone’s story 41 【あなたがいてくれて】 昨日を今日に繋げてくれて、ありがとう 頑張って生きてくれて、ありがとう 今日も、生きてくれて、ありがとう 今日もあなたがいてくれて、私は嬉しい

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        【詩】今、私に花束を

          【詩】目玉焼きと私

          Someone’s stoty 40 【目玉焼きと私】 フライパンに卵を落とす たまには黄身が崩れたり 小さな殻が 白身と同化していく一瞬を 何も出来ずに眺めたり 満足する出来に喜んだり ハムを添えたり 塩コショウもして 醤油派も ソース派も いろんな過程がある目玉焼き なんだろう 目玉焼きが人生のように思えてきた 明後日、作ってみよう

          【詩】目玉焼きと私

          【詩】再会

          Someone’s story 39 【再会】 「会いたくて来ちゃった」 満面笑みと共に 祖父母は私の手を優しく握った 久しぶりの再会に 私は純粋に嬉しかった それが夢の中でも 目が覚めてもまだ嬉しく そして虚しくもなった 最終的に辿り着いた答え 「私、生きなきゃ」 ありがとう 嬉しかったよ また会いに来てね

          【詩】再会

          【詩】迷宮攻略

          Someone’s story 38 【迷宮攻略】 迷宮は先が分からないから怖くて面白い 人の生もそうでしょう 予想外の出来事を どう攻略して前へと進むか 怒って泣いて笑って悲しんで 前へと進んでいくのが人生でしょう 攻略本はなくていい 迷宮を進むように 生きていくってことでしょう

          【詩】迷宮攻略

          【詩】満たされたなら

          Someone’s story37 【満たされたなら】 不安なんか入り込む隙間もないくらい 私の心も身体もすべて 幸せなピンク色で満たされていたなら

          【詩】満たされたなら

          【詩】護り星

          Someone’s story 36 【護り星】 23時の帰り道 澄み切った夜空は 深い宇宙色をしていた 真上には満ちた月が 静かに私を見つめていた 彼女を始点として 星々が弧を描いてゆく 彼らの中心には私がいて 冷え切った身体は優しい光で包まれた 私は彼らに話しかける 今日はたくさんの子たちに会えて嬉しい   いつもありがとう 久しぶりに彼らと語り合える わずかな夜の時間 家へとたどり着くまでの 優しいひととき

          【詩】護り星

          【詩】私>誰か

          Someone’s story 35 【私>誰か】 誰もが称賛するような絵を描けたらと 願った時期があった 緻密に 繊細に アーティスティックに 大胆に 心奪われるような絵 出来上がった作品を見て ハッと皮肉な笑い声が出た 目の前の絵はすでに 私のものではなかった 描いている時も 描き上げた瞬間さえも 一度も楽しくなかったことに 笑えたんだ 誰かのために絵を描くんじゃない 誰かのために物語を書くんじゃない  忘れるときがあるよ たまにね

          【詩】私>誰か

          【詩】続:皮膚一枚

          Someone’s story 34 【続:皮膚一枚】 皮の下なんてみんな同じなの みんな同じものでできているんだから、 皮より上くらいはみんな違っていいの 髪の色も形も 肌の色も質も 瞳の色も全部全部みんな違う 何を身に纏ってもいい ひとりひとり違うことが みんな同じ、ということなんだ 本当にね、みんな同じなんだよ 外からは見えないけどね たった皮一枚 薄っぺらい皮一枚の違い みんな違う=みんな同じ 想像してみようか 私の皮が誰かと同じだったら? 誰かが私の皮と同

          【詩】続:皮膚一枚

          【詩】皮膚一枚

          Someone’s story 33 【皮膚一枚】 骨も筋肉も 血肉も内臓も 皆同じなのにね 表面の薄い皮膚一枚など 剥いでしまえば 皆同じなのにね

          【詩】皮膚一枚

          【詩】存在

          Someone’s story 32 【存在】 もしも今、私がこの生を全うしたなら 大切な人たちをずっと 見守り続ける存在になるだろう 私がそうしたいように 見えない場所から今もずっと 私を大切に思う存在に見守られている 嘘だと思うかな 本当だと思うかな あなたはどうかな

          【詩】存在

          【詩】愛を描きたい

          Someone’s story 31 【愛を描きたい】 愛を描きたい 愛を伝えたい ただひたすらに 私の泉から溢れ出すのは 愛でありたい 先日、東京国際フォーラムの相田みつを美術館にて周りに誰もいないことを確認しつつ、水筆コーナーにて【愛】を書かせていただきました。 後で文字を見て感じたのは、私の書く文字は「線が細い」ということ。小学生の頃から変わらない、どう太く書こうとしても太くならない。つまり、力強くない。 たくさんの作品を床に並べては、子どもながらにどれを

          【詩】愛を描きたい

          【詩】愛していく

          Someone’s story30 【愛していく】 心の傷も 消えない身体の傷痕も 他の誰かのものなら愛せるのに もう気にしなくていいよ 頑張った証だよ ゆるしていいよ そう伝えられるのに なぜ なぜ私は 私の傷を心から愛してると言えないんだろう それでもね 今はありがとうと言えるようになったよ 大好きって言えるようになったよ きっと 私を愛していく途中なんだろうね

          【詩】愛していく

          【詩】真実

          Someone’s story29 【真実】 真実を感じたいとき 目を閉じ 耳を塞ぎ 口をも閉じる 自身のみが存在する場所へ 私にとっての真実が見えてくる 鈴虹色です。 日光東照宮の三猿「見ざる聞かざる言わざる」は有名です。遥か遠い時代の先人達の知恵は、現代を生きる私達の心を改めさせてくれる力があります。 随分前にこの三猿を思い出した時、私にとっては今回の詩のような感覚がありました。 私の「見ざる聞かざる言わざる」は、あまりにも膨大な外部の情報と自分の思考に迷いが生

          【詩】真実