【東北グルメ・道の駅】自然薯のとろろ汁、イワナ、スイーツも…宮城県栗原市花山グルメをたっぷり味わえる「道の駅 路田里はなやま」
東北暮らしの週末ライター、すずき・ちえです。
最近すっかり暑さが和らぎ、秋めいてきました。
もう少し経つと紅葉シーズン、お出かけが楽しみな季節になりますね。
先日、一足先に紅葉シーズンに多くの人が訪れる宮城県栗原市花山(以下・花山地区)に行ってみました。
(取材日:2022.8.29)
雄大な山々に抱かれた花山地区の地元グルメ
花山地区は宮城県の北西部にある山あいの地域で、秋田県境にあります。
最寄りのインターチェンジ(東北自動車道築館IC)から車で30分ほど、仙台市内からは東北自動車道経由で1時間30分弱ほどです(道路状況による)
名物は自然薯、イワナ、キノコ類と、山の幸に恵まれています。
それらをまるごと味わえる、贅沢な定食があると聞き、「道の駅 路田里(ロウタリイ)はなやま」通称「自然薯の館」内のレストランに行ってみました。
お店の一押し「自然薯定食」で自然薯とイワナをいただきます!
お店のおすすめメニュー、自然薯定食を注文しました。むぎめし、とろろ汁、みそ汁、魚、小鉢(季節のもの)、お新香のセットです。
特筆すべきは、自然薯、米、イワナ、きのこは地元・花山産のものが使われていることです。
◆自然薯
まずはメインの自然薯のとろろ汁を食べてみました。
別添えの出汁を入れてすり鉢ですりあわせ、ご飯にかけます。
口にすると、もってりとした食感でした。
けど、正直なところ長芋と自然薯の違いがよくわからなかった私。
周りを見渡すと、説明のパネルがありました。
「これが本物の山芋です。」と大きく書かれたパネルには、以下のような説明がありました。
なるほど……ナガイモだけではなく色々な種類があることを初めて知りました。
ナガイモと比較すると、自然薯は粘り気があるのが印象的でした。
そして、花山地区の気候が自然薯の栽培に適しており、美味しいものができるようです。
なお、自然薯は例年道の駅で販売しているようですが、今年は前年の不作のため、10月頃から販売予定とのことです。
◆イワナ
続いてはイワナです。
自然薯定食の魚は3種類から1つ選べます。
私はイワナの素揚げ、イワナの塩焼き、汐マスの中から、イワナの塩焼きを選びました。
せっかく花山まで来たのだから、土地のものを味わいたかったのです。
尾の部分に塩がついています。
イワナはサッパリとした味で、塩と一緒に口にすることで美味しさが引き立ちます。
花山名物の自然薯、イワナともに優しい味わいで、食べていると気分が落ち着きました。
そして、スーパーで地元産のものを見つけるのが難しくなっている今、地域のものをたっぷりと食べることができ贅沢な気持ちになりました。
◆花山ルビイ(フサスグリ)
道の駅には、花山地区ならではのスイーツもあります。
それがこちら。花山産のフサスグリ「花山ルビイ」を使ったキモーヴとダックワースです。
フサスグリをご存じでしょうか?
フサスグリは、直径1㎝ほどの真っ赤な果実で酸味があります。
花山地区で育ったフサスグリの果実を赤い宝石に見立てて「花山ルビイ」と名付けられたそうです。
キモーヴもダックワースも甘さの中にフサスグリの酸味を感じました。ブラックコーヒーに合います。
パッケージが可愛らしいデザインなので、お土産にも喜ばれること間違いなしの一品です。
【道の駅 路田里はなやま】
最後に花山グルメを楽しめる「道の駅 路田里はなやま」のアクセスをご紹介します。
宮城県と秋田県を結ぶ国道398号線沿いにあります。
ドライバーやライダーの休憩場所になっています。また、花山産の野菜を中心に販売する産直もあり、新鮮な野菜を買うことができます。
私もいくつか購入し、帰宅後に花山産の枝豆をゆでてみました。
茹でている時点から枝豆の香りがしました。食べてみると味がしっかりとしていて、枝豆本来の美味しさを感じました。
季節の野菜が並ぶので、これからも楽しみですね。
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巻頭にも書きましたが、これから紅葉が美しい季節になります。花山は、秋田に抜けるルートや、岩手に抜けるルートなどがあり、紅葉巡りを楽しめる地域です。
この秋、紅葉を巡りながら、花山グルメを味わうというドライブコースはいかがでしょうか?
【参考】
・栗原市観光ポータルサイト「ぎゅぎゅっとくりはら」
(花山地区をはじめ、栗原市の観光情報が満載のサイト)
・道の駅公式ホームページ
・宮城県広報課Facebookページ