2022年書き納め
書くぞ…書くぞ…と思っていたら、気づいたら大晦日になってしまった。やっぱりどう足掻いても年末はバタバタするね。
今年は仕事やプライベートでいろいろあったんだけど、やっぱり一番私をわくわくさせてくれたのは音楽なのでそれを中心に振り返っていこうと思う。
・2022年ベストトラック
シャッターチャンス/秋山黄色
(アルバム「ONE MORE SHABON」収録)
私が今年心を奪われた音楽はこの楽曲で間違いない。
音源単曲で聴いてもアルバムの中の一曲として聴いてもMVを観てもライブで観ても、毎回毎回ワクワクしていたのはこの曲だけだった。
最初はメロディが心地よいなと思っていて、聴いていくうちに彼の声質やAメロのラップ調のリズムがとても魅力的だなと思うようになって、最後の最後に刺さったのは歌詞だった。
彼なりの手の差し伸べ方のスタンスが表れていて、とても好きだ。
今年は悩むこともたくさんあったけれど、そういうときはこの曲を爆音で聴いてまず頭の中のノイズをかき消して心地よい音楽だけで満たして、最後の最後のこの歌詞でちょっとだけ心を生き返らせて現実に戻る、私にとってシャッターチャンスという曲はそういう位置付けだった。
この曲ってキャッチーなのに暗くて、暗いのにキャッチーで不思議だ。
この曲を3月のツアー初日の本編ラストで観たとき衝撃を受けて、絶対もう一本見ようと思ってファイナルのチケットを取ったんだった。
来年も再来年も、この曲がセットリストの大事なところに入っていたら嬉しいなと思う。
さて次はベストアルバムとベストライブ……と行きたいところなのだけれど、
・ベストアルバム
→「シャッターチャンス」が収録された「ONE MORE SHABON」
・ベストライブ
→アルバム「ONE MORE SHABON」のツアーである「一鬼一遊TOUR vol.3」のプレ公演
なので、さすがにつまらないだろうということでこのあとは他のアーティストから選んでいこうと思う。
つまり、それだけ私の2022年は秋山黄色の音楽に傾倒した一年だったということだ。だから年末の一件は本当にショックだった。こちらから見えている状況が事の真実なのかどうかは判断がつかないけれども、ちゃんと迷惑をかけた人たちには然るべき対応をして、いろいろと整ったタイミングでもしまだ彼の熱が消えていなければ、心を切り替えて音楽を続けてほしいなと思っている。
・2022年ベストアルバム
ペンシルロケット/黒子首
今年は7月に初めて黒子首のライブに行けたのがひとつの収穫だった。そこで発表されたEPを中心に構成されたのがこのアルバム。
ゲストを交えたときの化学反応(メジャーデビュー曲がfeat曲だしね)と、やっぱりなんといっても堀胃あげはさんのボーカルがとんでもないので、この先が恐ろしすぎると思った。
収録曲の中でも、特に「かくれん坊」→「トビウオ愛記」の夏曲繋ぎがゾクゾクするので、ぜひ聴いてみてほしい。
「かくれん坊」はマイベスト夏曲かもしれない。歌詞がめちゃくちゃ陰気で最高なんだよな。この歌詞を初めて聴いたときに堀胃あげはさんは天才だと思った。
・2022年ベストライブ
BUMP OF CHICKEN LIVE 2022
Silver Jubilee @幕張メッセ 2022/7/3
自分でテーマを決めておきながらも、これ難しいですね。やっぱり最近見たライブの方が衝撃として残っているし、トラックやアルバムと違って聴き直すこともできないし……
ただ、ひとつ選ぶとしたら、私が勝手に諦めかけていた期待をもう一度引き上げてくれたという意味でBUMPかなと。
どうしてもダブルアンコールに即興でやった「くだらない唄」が忘れられないんですよね。今年一番脳裏に鮮明に焼きついているステージ上の景色がアレだったので、やっぱりこれが自分の中のベストアクトなのかな。
・2022年ベストアニメ・漫画
ブルーロック/金城宗幸(原作)、ノ村優介(漫画)
これはここ2ヶ月くらいでガンと脳みそを殴られた作品ですね。きっかけはユニゾンがアニメの主題歌をやっていたということだけど、もうその域を超えてどハマりしてる。こないだ久しぶりに紙媒体の漫画を大人買いした。
エゴ剥き出しにさせる青い監獄の選抜ルールがまずめちゃ面白いし、エゴが剥き出しになった登場人物たちのセリフが最高にイキっててアツい。スポーツ漫画の常識を変えるよ、いや現在進行形で変えてるよこれ!
このセリフの見開きページ、額に入れて家に飾りたい。久しぶりに漫画を読んでゾクゾクした。自分のゴールを決めて世界一になるために味方さえ喰らいながら成長してくるエゴイストたち、最高だ!
無意識に自分の中で押さえ込んでいるなにかを剥き出しにしてみたいな、と思わせてしまう、そんな厨二心をくすぐってくれるめちゃくちゃ最高な漫画です。出会えてよかった!
・総括
相変わらず好きなものを自分のペース追いかけられて幸せだな、と思った一年だった。
今年はひっそりと「無理しない」ことを目標にしていて、見たいライブだけ行く、どうしても聴きたくなった円盤だけ買う、使うグッズだけ買う、という当たり前のことをしていた。
でも改めて意識をしてみると、意外とアーティストからの発表があると反射的に予約してお金を払っているようなことがほとんどだったなあと気づいた。急にAmazonから円盤が届いてびっくりすることとか余裕であったし。
今年出たユニゾンのシングル2枚は、どうしてもB面が聴きたくて聴きたくてどうしようもなくなったときにCDショップに駆け込んで買った。ちょうどそのときは忙殺されていて、買ったとき発売日からは一ヶ月くらい過ぎていた。それでもはやる気持ちでパッケージを開けてパソコンで取り込んで聴いたときの感動よ!
ああ、これってCD購入の原体験だよなあと思い出した。田淵さんありがとうね。忘れかけるところだった。
自分の生活と大好きな趣味をどちらも長く大事にできるように、2023年も自分のペースで楽しんで行けたらいいな!
おわり
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