オーストラリアワーホリのリアル~気をつけるべき8選~
はじめに
最近ニュースでも話題の「出稼ぎワーホリ」。
そんなワーホリはキラキラと楽しく稼げるイメージがありますよね…?
しかし現実の生活はそんなに甘いものではありません。
新しい国でワーホリをスタートさせる時ポジティブな側面同様、危険もたくさん潜んでいます。
危険を回避することは事前にリスク対応策を練ることが大切です。
今回は世界9カ国周った私が日本と異なったオーストラリアの働き方や生活習慣のリアルをお伝えします。
ワーホリは「クビ」が普通!?
家探し車購入の際「詐欺師」に気をつけろ!!!
ワーホリを制するもの「情報」を制する
この記事は5分で読み終わりますのでぜひ読んでみて下さい☺︎
第8位:ボッチに注意
ワーホリは情報収集が命!!友達作りのメリット
ワーホリでは現地での情報源が命と言っても過言ではありません。
その理由は生の情報が生きる知恵になるからです。
ワーホリはまさに文化や習慣も異なる知らない地に野放しにされ、自分自身で生き抜くサバイバルでもあります。
私はある理由からエージェントなしでタスマニアの田舎の街に1人で訪れそこからワーホリをスタートさせました。
しかし日本人がそもそもいない事、ワーホリ勢と出会えないことが致命的で情報難に苦しむ経験をしました。
友達を作るメリット
・友達の伝手がよい仕事や物件を1番得られやすい
・共に行動する強いパートナーになることも
・生活が豊かになる
・困った時に助け合いができる
友達の作り方
ワーホリでのスタンダードなプランは語学学校1〜3ヶ月の中で友達作りやコミュニティ作りをした後仕事探しという流れです。
しかし語学学校も費用面から利用が難しいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その場合はmeetupやHello Talkのアプリを使いコミュニティを増やす方法があります。
メルボルンやシドニーなど大きな都市はもちろん、language exchangeなどの日本の文化が好きな外国人と日本人のコミュニティも積極的に開催されているため自身で友人を増やす方法はあります。
私のように英語に苦手意識のある方はまずこのようなコミュニティに参加する事がおすすめです。
また日本にいる内に英会話カフェを利用し現地の外国人と出会い事前に情報収集するのも良い方法かもしれません。
・語学学校
・meetup
・Hello talk
・職場
・友人からの紹介
・日本で英会話カフェ
ワーホリでは特に日本人同士助け合いの精神です。
ワーホリを制する者は情報を制するのです。
第7位:詐欺師に気をつける
みなさん日本では物件探しされた事ありますか?
条件を元に候補を絞り出し比較した後に物件を決定する流れですよね。
しかしオーストラリアワーホリではそう上手くはいきません。
うまくいかない理由
・いい物件はすぐ決まる
・bond(保証金)の詐欺被害
・聞いていた条件や話と異なる
・多くの場合minimum stay(最低宿泊数)が設けられており短期間での引越しは不可能
・必ずinspection(見学)し衛生状態や住居環境を目で確認
・直接オーナーに質問を行い疑問を解消する
・住居人にお部屋やオーナーについての情報を得る
・安心や信頼ができたら即決する覚悟も必要
・万が一仕事探しに失敗した場合を考えておき短期間での引越しを避ける
ポイントは内見でしっかり目視をし疑問を口頭で解消することです。
また第三者の意見や実際住人に質問することは効果的になります。
自分の身は自分で守る必要があるので事前対策はしっかり行っておきましょう。
第6位:罰金には気をつける
広い大地と大自然豊かでのびのびとしたオーストラリアの広い大地。
そんな広大な大地では利便性と効率化に優れる車は必須で車社会とも言われています。
NSW州を例に挙げると10kmオーバーで$137から$45オーバーで$2794までと日本の比にならないほど高いです。
オーストラリアでは至る所にスピードカメラが設置されており、頻繁にチェックされています。
ラウンドアバウト
交通量の少ない交差点でスムーズな流れにする目的で作られるラウンドアバウト。
日本ではあまり馴染みがありませんよね?
オーストラリアではよく見かけることも多く最初に戸惑う人も多いと思われます。オーストラリアは左側通行のため右側優先です。
そのため必ず一時停止をし車がいないことを確認後通行します。
交通ルールや罰金の額は州によって異なるため訪れる州のサイトを事前に確認しておきましょう。
第5位:悪質労働に気をつける
賃金が高く最近話題に取り上げられている「出稼ぎワーホリ」。
しかし仕事探しはとても困難なのが現状です。
コロナ禍でワーホリを控えていた人々が2023年にかけて一気に渡航した事でワーカーが溢れ返りました。
そんな状況のため雇用主は優秀なワーカーを選び抜びやすい環境なのです。
ではその中で何が大切になるかというと‥
・高い英語力
・専門スキル
・人柄
・勤勉さ
日本人サイトやfacebookの求人もありますが、日本語で記載されている求人は特に注意が必要です。
英語力に不安がある情報源や判断力のない日本人をターゲットに利用されるケースは少なくありません。
例えば
・最低賃金を下回る$10前後の低賃金・高品質な労働を強いられる
・不十分なレクチャーで注意をうける
・短時間重労働を強いられる
・仕事の契約は成立しているが実際は仕事がない
・仕事を始めて1週間後にクビになる
ただ、短い時間内でスピーディーに多くの仕事量をこなすワーカーがとられていくのは現状です。
対策として
・レジュメ配りが1番安全
・トライアル期間で条件や環境、従業員の人柄をよく確認する
・住み込みではない方が動きやすい
・人脈からの仕事探しは信頼が強い
あとはタイミングや人脈、運によって流れが左右されるため失敗したら切り替える柔軟さが重要です。
ワーホリは「運」なので基本は深く考え込まず流れに身を任せる心構えが大切です。
第4位:散財には気をつける
素敵なカフェやバーにレストランが立ち並ぶオーストラリアでは友人と外食を楽しみたいですよね。
しかしオーストラリアでは物価が高いことで有名です。
例えばコカコーラ2Lを日本で160円前後だとするとオーストラリアでは$4(400円)前後で日本の3〜4倍ほどの値段になります。
レストランなどの外食は$20以上が基本です。
そのため仕事が不安定なうちは外食は回数を決めできるだけ自炊をし節約することが散財を防ぐポイントになります。
第3位:虫には気をつける
大自然で豊かなオーストラリアでは「虫」問題があります。
皆さんの中には虫が嫌いだという方がいるのではないでしょうか?
どんな虫がいるのか?
・サンドフライ
・ヤモリ
・ヤスデ
・ネズミ
・ゴキブリ
・べッドバグ
どんな対策をするか
・ネズミは隙間から出入りするため隙間を隅々まで塞ぐ
・ホステルなどのベッドは不清潔な可能性もあるためトラベルシーツを利用する
・食料を部屋に持ち込まない
・外に出る際は虫除けスプレーをする
・外に出る際なるべく露出を防ぐ
例えば気温の低いタスマニアでは虫に困ることは全くありませんでしたが、ミルドゥーラという熱帯地域にはヤスデやネズミに頭を悩まされました。
暑ければ暑い程虫は湧きやすいためどうしても虫が苦手な方は気温の涼しい地域を選択することもおすすめです。
第2位:紫外線には気をつける
年間で天気の良い日が多く自然が溢れているオーストラリア。
実際に現地に来てみると湿度がなくからっと気持ちの良い気候に心地よさを感じるでしょう。
オーストラリアでは太陽の日差しが強く日本の約6〜7倍だと言われています。
その理由は地球を覆うそうであるオゾン層が薄く紫外線が吸収されやすい環境であるためだといいます。
紫外線を防ぐには
日本では「サングラス」はおしゃれとして着用することもあるのではないでしょうか?
オーストラリアでは帽子・サングラス・日焼け止めが必須です。
オーストラリア統計局によるとオーストラリアは世界で最も皮膚癌の患者率が多い国だと言われています。
しっかりと対策し肌の健康を維持するよう心がけが大切です。
第1位:クビには気をつける
皆さん『クビ」と聞いてどういう印象をお持ちでしょうか?
おそらく「何かとんでもないことをしでかしたのでは」と感じるのではないでしょうか。
しかしオーストラリアでは外国人であるワーホリの私たちにとって「クビ」はごく一般的なことです。
オーペアや日本食レストラン、ファームジョブを経験してきた筆者はなんと3回クビになりました。
日本でクビを経験したことがない筆者にとってはかなりショッキングな事実でした。
オーストラリアの雇用形態
オーストラリアでは「フルタイム」「パートタイム」「カジュアル」の3つの雇用形態があります。
「フルタイム」・・日本の正社員であり週38時間以上の労働が保障
「パートタイム」・・1日3時間の最低勤務時間と有給休暇が保障
「カジュアル」・・保障はない一方最低賃金は高くいつでも解雇可能
短期労働者として立場の弱いワーホリは「カジュアル」に該当することが多く双方いつでも関係を切ることのできる関係性となります。
クビになりやすい人の特徴
・受身
・行動が遅い
・コミュニケーションが取れない
・休暇をとりがち
・怠惰
・向上心がない
仕事探しで大切なことは「オーナーの立場で動くこと」です。
ついついワーキングホリデーを楽しみたい気持ちからシフトの希望や休暇など条件を固めやすくなりますが雇用主側からしたら融通がよく利くこと・希望に応えてくれやすいワーカーを求めます。
そのためまずは希望の職種から条件は手放して数打ってトライしてみることが大切になります。
さいごに
ニュースでは良いことばかりが取り上げられている「出稼ぎワーホリ」。
しかしこのようにネガティブな側面も兼ね備えることが「ワーホリのリアル」です。
今まで当たり前に日本の価値観や環境、文化で過ごしていた私たち。
初めて目の当たりにする異文化での生活スタイルに合わせられず落ち込んでしまうことは当然といえます。
それらの違いは「良い・悪い」ではなく「世界そのもの」なのです。
だからこそ世界の真実に目を向けるには様々な情報からリアルを正しく把握すること。
そして、リスク対策に努めることが重要といえます。
この記事がみなさんの今後の豊かなワーホリライフに役立つことができたら幸いです☺︎
最後までお読みいただきありがとうございました。