TOEIC290の私がAustraliaワーホリに挑戦して得たもの
はじめまして
世界を旅するように生きるwhite birdです。
私は他人の人生を生きすぎたことで自分を見失って全ての自信を失った暗い過去があります。
そこで自分を見つめ直した時「アート」や「旅」を通じて自分を取り戻したいと深い想いを感じました。
そんな想いを胸に3年間旅するように暮らすワタリドリのような生活を送っています。
この記事がワーホリに行こうか悩んでる方や英語力に伸び悩む方の参考になれば幸いです☺︎
ワーキングホリデーとは海外で一定期間働きながら生活ができるビザ制度のこと。
年齢制限は、18歳以上30歳以下でなんと30カ国の国がその制度を導入しています。
1 オーストラリア
2 ニュージーランド
3 カナダ
4 韓国
5 フランス
6 ドイツ
7 英国
8 アイルランド
9 デンマーク
10 台湾
11 香港
12 ノルウェー
13 ポルトガル
14 ポーランド
15 スロバキア
16 オーストリア
17 ハンガリー
18 スペイン
19 アルゼンチン
20 チリ
21 アイスランド
22 チェコ
23 リトアニア
24 スウェーデン
25 エストニア
26 オランダ
27 ウルグアイ
28 フィンランド
29 ラトビア
30 ルクセンブルク
ほとんどの国で1年間の滞在が可能ですが、イギリスは2年間滞在が可能です。
ワーホリでは日本では得ることのできない素晴らしいメリットがあります。
①語学力の向上
まずは「生の使える英語」を身につける事ができます。赤ちゃんが言語を覚える時はお母さんから聞いた言語を話して真似する事で次第に言葉になり読み書きができるようになります。
しかし、日本の英語教育では「読む」「書く」を中心とした詰め込み教育のため勉強はできても英語での会話ができない日本人がとても多いです。
実際に私が6年前にカナダの短期留学に行った際、筆記試験では高めの点数を取ったためある程度のレベルのクラスに配属されました。しかし全く話す事ができないためクラスから置いてきぼりになり過酷な体験をしたことがあります。
反対にコロンビアやベトナムなど他の外国人生徒は「書く」「読む」は苦手なのに対し「話す」「聞く」が得意な人が多く文法はめちゃくちゃだけれど沢山会話ができたりコミュニケーションを楽しんでる人が多い傾向が見られます。
このように国際間で4技能の凹凸を感じた時に日本では「使える英語」を重視していく必要が感じられます。
ワーホリでは英語を「使わざるを得ない状況」でとりあえず話したり会話を真似していく事で赤ちゃんが言語を取得する同じプロセスを辿ることになるのです。
これが英語学習ではとても重要なことだと私は感じます。
②海外の友達ができる
日本にいると同じような考え方や価値観を持った人たちのコミュニティに所属することがあるかもしれません。しかしワーホリで一度海外に出てみると様々な文化や価値観を持つ人々と出会うことができます。シェアハウスや職場、イベントなど様々な場所で沢山の出会いがあるため一生付き合っていくような友達となることもあります。
私は今での連絡を取りお互いの近状報告をし合えるオーストラリアの友達ができ人生で素敵なご縁をいただけたと感じています。
また日本人でも‥
実際に世界各国で料理を働きながら勉強しいずれ自分の国でレストランを開きたいと夢がある人
オーストラリアの永住権を目指しシェフになるための専門学校に通って奮闘してる人
ヨーロッパの世界観が好きで20代の10年の人生の中心を大好きな旅に捧げる素敵な方
自分の人生の軸を考えさせられるような刺激的な出会いも沢山あります。
これらは今まで自分の当たり前を覆し視野を広げ「自分の生き方を考えさせられる」大事な機会にもなり得ます。
海外の友達作り、コミュニティ作りはワーホリの大きなメリットの一つです。
③日本よりもお金を稼ぐことができる
オーストラリアでの最低賃金は$23.23(2323円)に対し日本の東京では1113円と2倍近くあります。
また、ワーホリではと一般的に不規則で時間数の保証もされずその分最低賃金が高いカジュアル雇用が主に採用されています。
実際に私も3つのファームジョブをカジュアル雇用で働きましたが、大体は$28前後と数ヶ月でかなり稼ぐこともできました。
私はワーホリ前の出費で40万と、ワーホリ後で2週間のNZ旅行も楽しんでも100万円程残ったため満足できる程稼ぐ事はできたと感じています。
選ぶお仕事にもよりますが友人は4ヶ月で100万円程稼いでいます。
もちろん大変なことも沢山ありますが、やり方次第で効率よく稼ぐ手段にもなり得るのがオーストラリアワーホリです。
ではワーホリにはいくら必要なのか?
主に①エージェントを利用するかorしないかの選択と②語学学校を利用するかorしないかで大幅に変化していきます。
渡航前に保険や航空券、プログラム費用など含め大体100万〜130万ほどを準備するようなイメージです。
エージェントを利用する際、語学学校を必然的に利用するところが多いため注意も必要です。
ちなみに私がカナダのエージェントを利用し語学留学を6週間行った際は入学費や教科書代含め31万ほどかかりました。また航空券の往復で17万ほどと50〜60万かかっています。
今回の1年間のオーストラリアワーホリに関してはオペアエージェントを利用し語学留学の利用はなかったため、サポート費用10万円や航空券、ビザ代、保険など含め渡航前50万円程で収まりました。
また現地では仕事が見つからない場合に備え
1ヶ月の家賃10万×9ヶ月ほどと食費諸々も考え現地滞在後70〜100万ほどあると安心です。
私がワーキングホリデーに挑戦した理由それは「生の英語に触れ使う英語を養うため」。
その理由は世界を旅しながらいろんな人々の文化や価値観に触れて深い人格を作りたかったからです。
また美しい空間や建築に触れたいという意味でヨーロッパ周瑜ができるようになる事も夢の一つでした。
そのために今からおよそ6年前、大の苦手な英語に手をつけ始めました。そして初めて受けたTOEICはなんと290点!
これは学生でカナダ留学を1ヶ月半終えた時の点数でした。(正直その深刻さに絶望しまだ誰にも話した事がありません)
そこからなんとかTOEIC525点までUP!
勉強法
・毎日1回30分英会話レッスン
・Podcast英語
・毎日10ページ単語帳
・YouTube
この時点で洋画などの映画を字幕で見ても全くついていけず勉強にならないレベルです。
どんなに頑張ってもスピーキング&リスニングが伸びませんでした。そのため自分を過酷な状況に追い込み効率よく伸ばす手段としてワーキングホリデーを選びました。
実際ワーホリに行ってみて様々な困難や不安が沢山ありました。
①仕事探しがかなり難しい
コロナ後でワーホリの人々が溢れかえっている状況な事もあり、雇用主はワーカーを選び放題。そんな状況なので仕事探しはかなり大変でした。
海外の職探しは履歴書をお店に出向きオーナーに配り歩くスタイルです。またそこから声がかかったとしても、2〜3回試し働きをし実際に良く働けそうな人物かを見定められるトライアル期間が存在します。その門を突破しないと仕事を得ることができないのです。
友人からはレジュメを100〜200枚配っても返答があるかないかという過酷な状況でもあるようです。仕事探しで重要なポイントは「英語力」と「職種の経験値」。
私は「How are you?」の返答に戸惑うくらいのspeaking listeningが壊滅的で行ったため英語力は限りなく0に近い状態でした。
幸い飲食経験はアルバイトをしていたので経験値は多少なりともありました。
私は運がとても良くレジュメ配りを10件以内で日本食のお店から声をいただけました。そこでトライアルでは英語力をカバーするよう「人柄の良さ」を全力でアピール。「笑顔」「努力家」「真面目」な部分を見せるため受け身ではなく積極的な姿勢を全力で見せることで無事お仕事をゲットすることができました。
そのため皆さんに今からおすすめすることは
「英語力をできる限り上げること」そして
「働きたい職種の経験値をあげること」。
これは凄く重要です。
②1年ですぐ英語力は伸びない
1年間海外にいると自然と英語がペラペラになっている、そんなイメージでした。しかしその考えは甘いことに気づきました。何故なら英語学習は「量」がとても重要で、ワーホリ生活は自分の「意識」が形になって現れるからです。
よくワーホリに行ったけどただ楽しかった。
しかし1番重要な何を得られたのかわからないという話をよく聞きます。
もちろん休暇を楽しみに来てる方ならそれでいいと思います。しかし、英語力が目的で来てる人はいかに英語を話す量が多いかが重要です。
まずワーホリをしたい方は何を目的にし、終わった後何を得て帰りたいかを明確にすること。
そのための行動を起こすことが何よりも大事なことです。私の場合は英語力が低いため、外国人だけで英語を話し続けることはかなり無理がありました。
そのため
①オンライン英会話は毎日30分必ず行う
②日本が好きな外国人の友達を作ること
③週末などできるだけ外国の友達と出かけること
目標設定をしました。
自分の状態を客観的にみて無理のない目標設定をすることが大切です。
「意識」があるかないかで180度、あなたのワーホリライフが変わると言っても過言ではありません。
③お金の重要性
「お金は精神安定剤」それにつきます。お金がどんな時も危険な状態でも回避してくれるからです。見知らぬ海外の土地での仕事探し、家探し、友達作りはそう簡単なものではありません。
オーストラリアワーホリの現状は過酷なものです。それなりの「英語力」があれば安心ですがそれすらない場合は「お金」が支えになってくれます。
私が来て驚いたことはワーホリでは急に明日からクビを切られることや、シフトを減らされることは日常茶飯事。特にファームジョブともなるとデスゲームの世界が繰り広げられます。ワーホリは安全な日本とは別世界と考える必要があるのです。
時には家賃を支払えるかギリギリの中でファームジョブをし、最終的にクビをきられてしまった方
家を借りる際詐欺にあい前借り金(bond)の10万円を取られてしまった方
中古車の購入をした際2〜3日後に車が故障し40万円程失うことになった方
海外での危険は頻繁に起こります。
これからワーホリを検討される方は1ヶ月10〜15万あたりの生活費を考えて仕事がない状態でも気持ちが安定できるような資金作りをおすすめします。
私はワーホリに行く事で「使う英語」と「話す自信」を身につける事ができました。
これは初歩的なものかもしれませんが「やり方」を体で覚えることはとても大きな意味があるように思います。
また海外の友達を作る事で遠く離れた場所でも英語のやり取りをする習慣も身につきます。
一般的に英語をペラペラ話せるようになるには3,000時間が必要だと言われています。実際高校卒業までに約1,000時間の授業時間だと考えると量さえいくらあっても必要ですが
ワーホリで英語の軸や習慣などの基盤が作れるのだとしたらそれは人生の中でとても素敵で価値のある自己投資だと思えます。
今後日本もインバウンド化し英語を使わざるを得ない状況になってきました。そんな世の中で自分の考えを英語を話し、相手の考えを聞くことはとても重要な日常コミュニケーションの一つになっていきます。
ワーホリはそんな未来に繋げる素敵な選択の一つになると私は思います。
この記事が参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。