中学受験 お試し&おさえ校
みさなん、こんにちは。
久々の投稿です。
今日は中学受験、様々な模試も後半戦が終わりつつあり、来月には帰国子女枠校などの受験がいよいよ始まりますね。
そんな今だから、ちょっと立ち止まって考えてみてほしいことが思いつき、投稿することにしました。
お試し受験と称して、1月前半、後半に分かれいくつかの受験が始まります。もちろん、お試しではない生徒さんもいることでしょう。
では、なぜ、お試し受験なのでしょうか。
それは、本番に向けての練習であり、本番前に合格を一つ取っておくことで、本番に臨めるというのが、大方の考え方だと思いますし、正しいと思います。
一方、お試しとはいえ、受験には、受験費がかかります。
お金があるからといって、次から次へと受験するのは、子どもの体力消耗になるので、あまりお勧めはできません。
あくまで、個人の意見ですが。
東京23区+α位の所にお住まいの方、埼玉、千葉にお住まいの方、神奈川もあるかな? は例えば、埼玉の「栄東中」をお試し受験される方が大勢いらっしゃいます。女子でしたら「浦和明の星」というあたりでしょうか。
まず、「栄東中」はとてつもない大勢の受験生のため、中高の校舎だけでは足りず、一駅、二駅、離れた中高の校舎(当然、行ったことのない場所、事前に下見をする話はあまり聞きません)で受験するほど、圧倒的な人数が多いということです。
いわゆる、御三家狙いの生徒さんたちは、当然といえば当然の流れです。
しかし、万が一、その日の体調を崩したり、大勢に圧倒されたりで、お試し受験に落ちてしまった場合、そこから慌てることになります。
子ども本人ももちろん、親も「なんで?」という疑問に始まり、「じゃあ、本番までどうする?」と慌てだします。
そこで、なんのためのお試し受験なのかをもう一度問いたいのです。
例えば、埼玉にお住まいの方でしたら、お試しであり、合格したら通える距離ということで、そこで、受験が終わる生徒もいれば、東京23区の御三家に向けてさらに勉強に励むという生徒さんもいるでしょう。
一つでも合格を勝ち取って、本番に臨みたいという人は、みんなが受ける「栄東中」以外を検討することも、今の時期大切なことです。
例えば、「栄東中」に合格できても、物理的な距離が遠すぎて通えないというならば、合格を勝ち取ることに主眼を置いて、お試し受験校を検討するとよいと思います。
つまり、そこまで、偏差値が高くなくとも、目的は「本番前の合格を勝ち取る」ことです。 と考えると、また別の候補が浮かんできて、視野が広がると思います。
次に、行きたい中学を3校位に絞るのはよいのですが、そのいずれもが、ほぼ同じ偏差値という場合です。
せめて、押さえの中学は、偏差値目安でいえば、10点程度下の学校が抑えとしては安全圏です。
いくら好成績が続いて確実といわれながらも、受験は何が起こるかわかりません。だからこそ、偏差値の差が開いた学校も検討しておくことをお勧めしております。
正直、偏差値の高低で、良い学校かどうかを判断するのは間違っていると考えております。合格した中学にご縁があるわけですから、そこで楽しめばよいと思います。
そこで過ごした3年なり、6年がその子どもにとっての社会性を育む良い機会なのです。
たまに、うちの子は「どうせ〇〇中だから」と悲観する親御さんもいらっしゃいますが、子どもの長い人生を考えれば、良いか悪いかは親の判断ではなく、子どもが切り開いていくものだとも思うからです。
以上のことから、今、心穏やかではない、ざわざわしている親御さんは特に一度立ち止まって見直しすることをお勧めします。