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人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇である
人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇である
チャップリンのこの言葉にすごく共感します。
誰でも過去に傷ついたり、苦しかったり、怖かった経験があると思います。
時間が解決してくれると思っていたけれど、切り替えが早い人もいれば、過去のことをずっと引きずっている人もいますよね。
この違いは、当事者として見ているか傍観者として見ているかなのです。
NLP(神経言語プログラム)では、五感の構成要素のことをサブモダリティといいます。
本を読んでいて興味深かったので、今回はサブモダリティについてまとめておきます。
・視覚のサブモダリティ:距離、大きさ、明るさ、鮮明度、遠近、位置
・聴覚のサブモダリティ:大きさ、テンポ、音の高さ
・体感覚のサブモダリティ:強さ、位置、動き、方向、重さ、温度
特に、子育てでこのことがすごく思い当たりました。
当事者は「なんで寝てくれないの」「どうしてゆっくりお手洗いにもいけないの」「なんで食べてくれないの」と悩みは尽きません。
子どもが成長すればするほど、「言葉が周りの子と比べてゆっくりだな」「手先が不器用なのかな?」「なんでもイヤイヤ。いつまで続くの?」と発達の悩みも増えてきます。
子育ては大変、しんどい、辛い、思い通りにいかない、そんな経験を積めば積むほど、自信を失い、子育てを楽しむ気持ちが減少してしまうと思います。
でも、サブモダリティは意識して変えることができます。
子どもが目の前でイヤイヤ泣き叫ぶ声を聞くと、どんどんこちらもイライラしてきて、大きい声を出してしまって自己嫌悪。
そんな経験一度は誰でもあるのではないでしょうか?
でも、夫や祖父母がいる時なら、自分の気持ちが感情的になることを抑えられませんか?
きっとサブモダリティを自然と変化させられているのだと思います。
イヤな出来事は、傍観者の立場に立つことで、事実を客観的に見ることができるようになるのです。
例えば、子どもがイヤイヤと泣き叫んでいるとします。
子どもがギャアギャア泣いているのを想像してみてください。
その距離を自分の姿が見えるまで遠くしていきます。
そして、子どもの声の音量を小さくしていきます。
そして、子どもに寄り添い、想いを代弁する自分を想像します。
そうするうちに、子どもは自分の気持ちを分かってもらえたと認識し、落ち着きを取り戻していきます。
こんなふうに想像していくことで、本当にそのような場面に遭遇した時に、想像したように対応できるようになるのです。
この方法を理論で知っていたわけではありませんが、ずっと幼少期からやってきていて思いますが、本当に効果があります。
昔から客観的に自分を見る癖があり、どれだけ怒鳴られても怖いと思ったことがありません。
仕事でクレームを言うお客様が怒鳴り散らしている時も常に一歩引いて、音量を下げて対応してきました。
サブモダリティを変えることは、自分の心を守る術だとも思います。
イヤだ!怖い!不快だ!イライラする!こんな感情が出始めたら、ぜひ試してもらいたいです。
ちなみにサムネイルの画像。
ギャアギャア泣く息子とおどおどどうしていいか分からず困っている夫です。
まさしく当事者の夫は悲劇の時だけど、傍観者は微笑ましい光景を写真に収めていました。笑
人生を喜劇のように楽しみたいですね。
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