
精神疾患vs高校受験
私は丁度1年前のこの時期、高校受験を控えていた。
過去のことも混じえて私の体験談を書けたらなと思う。
中学校3年間は学校には行っていたが、とても「普通」とは言えない学校生活だった。
軽い虐め、嫌がらせ、悪口、私自身のメンタルの弱さ、中学入学頃から目立つようになった聴覚過敏。色々な要因があり学校はかなり辛い場所だった。朝起きたら必ず頭かお腹が痛くて体は重くて無理やり学校に行く日々。学校休むのが1番だけど、私の親は体調不良での遅刻でさえ口論するレベル。休めるはずもなかった。テストも80点以下だと嫌な顔されるし行かないとなにもできない。次第に毎日のように居なくなりたいと思っていた。
そんな中迎えた受験生の年。正直全日制の高校に行くのもためらったし、なんなら高校に行きたくないと思っていた。でも塾の先生も親も全日制の高校に行く前提で話を進めてたし、その頃から教育関係の仕事に就きたいと考えていたから、高校大学を出ることは必要不可欠だった。だから最終的には偏差値58の私立高校、偏差値50前後の公立高校を受験した。
受験なのに思うように勉強できない。勉強を頑張れたのは塾か調子の良い土日だけ。無気力で学校行くだけで全体力を使い、家に帰ったらすぐに寝てしまう。寝なかった日も夜は絶対に眠れない。焦りもある中勉強ちゃんとしろと言う親の罵声。余計精神的にも疲弊していた。その頃は診断はついていなかったが、絶対その頃には既に精神疾患を発症していた。
2/10 私立受験当日
あまり実感が湧かないまま最寄り駅に行って、担任と大好きな英語の先生にエールを貰い、向かった。
数学はほとんど書けないしほかの教科も大して自信はない。これダメだって思った。でも5教科諦めず最後まで受けた、できる限りの事はした。それだけで私は合格だと思ってた。合格発表の時は塾にいた。Webページで希望のコースで合格の表示を見た時は、現実かどうか疑った。
3/11 公立受験当日
私立組が多かった私の学校は半分ほどしか公立高校を受験しなかった。卒業式の練習等と並行しての受験勉強はより一層苦しかった。私立高校の反省を活かしてその時よりは勉強出来るように無理をした。幸い私の志望した学校は定員割れしたから全員受かった。でも本当に奇跡だったと思ってる。
今は公立高校に通ってる。体調的にできないことも多いけど、なんとか通ってる。
思うように勉強は出来なかったけど自分のやれることはやった。それだけで全然良かった。
今になって焦りは本当に命取りだと思った。焦らずに、落ち着いて。やれることはやった。もし結果がついてこなくても、やれることはやった。辛い中頑張った自分を沢山沢山褒めてあげて欲しい。