【2位指名公言ってなに!?】~中日ドラゴンズの2022年ドラフト会議指名予想でもしてみるか~
皆さまこんにちは。@suwaharu07です。
昨夜にupした記事を編集していたところ、突如としてドラゴンズのドラフト1位・2位が公言されててんやわんやで大変だった@suwaharu07です。
ドラフト1位指名公言は分かる。
ドラフト2位の公言ってどういうことだよ!!!
この記事ではドラゴンズの指名選手を予想していきますが、自分の文章を読む前にこちらのニュース記事をご参照ください。
見ての通り、1位はおろか2位指名まで公言されてしまいました。
現在は中日含めて9球団が1位指名を公言している状態で、中日の2位指名までには、公言された9人+4人=13人の選手が指名されることとなります。指名されるか不明なのが4人しかいないので、2位指名候補の4人とも名前を明らかにしても大丈夫だという判断でしょう。
ここで名前を明かした意図としては、
指名候補となる相手へのアピール……今後のための好感度稼ぎ、
もしくは、1位を公言していない3球団への牽制……代替価値のある選手を1位指名で掴ませる という2点が考えられますね。
他にこんな記事も出ています。
個人的には「1位指名が野手」というパターンも含めて色々予想していたのですが、一旦振り出しに。
数時間後のドラフト会議本番を前に、軽く指名予想を行いながら推しの選手を紹介していきたいと思います。
ドラフト予想に必要なのが、チームの現状分析です。
こちらは昨夜upした記事で行っているので、よろしければご覧ください。
上記の記事で考察した内容をまとめると、ドラゴンズの補強プランはこんな感じです。
・投手は先発候補+左リリーフ
・野手は二遊間(できれば右打ち)+外野手(できれば左打ち)
ほか、上記まとめにはありませんが「若手の捕手や将来的に長打を期待できる外野手」も欲しい、というところでしょう。
1回のドラフトで補強ポイントを全て埋めるのは無謀ではあります。
ちなみに現状のチーム構成は「投手・捕手の人数少なめ」「内野・外野はやや少なめ」という感じ。FA補強・流出や外国人補強も加味して事前のニュース通りに支配下指名は7人前後・野手指名が多めという前提で考えると、
投手:捕手:内野手:外野手=3:1:2:1 の人数比で指名されるんじゃないか? と思います。
投手の指名人数が少なければ「松葉のFA交渉が順調なのかな?」とか、
野手の指名人数が少なければ「外国人/戦力外の補強に期待できる?」とか
まあ色々妄想できますが、自分はこの予想を本命にします。
それでは、ここで具体的な指名予想を公開します。
中日ドラゴンズ・2022年ドラフト会議指名予想
前提として、報道にブラフは含まれておらず、1位・2位が即戦力投手(仲地)・即戦力内野手(友杉・田中・林・村松)になるのは確定とします。
また、育成指名はここでは想定しません。恐らく、育成指名は投手・外野手が中心になり、支配下指名がない場合は捕手を確保しに行くものと思われます。
上記の4プランですが「守備的」なプランがA、B。
「攻撃的」なプランがC、Dだと仮定しました。
立浪監督は『打線の強化』を課題に掲げていたので、プランC、Dの指名パターンになる可能性が大きいと思われます。
そして、これが自分の指名予想となります。
なお、面白そうなので、7人中・最低2人は"地元枠"(東海三県出身)の選手であることを想定してみました。
まず、守備的な指名パターンがこちら
続いて、攻撃的なパターンがこちら
支配下でキャッチャーを指名しないパターンや、同じポジションの指名を続けるパターンも考えてみました。
一応、仲地1位指名が競合してくじを外すパターンも載せています。
しかし、2位は既に挙げられた4名からの選択で間違いないでしょう。
また、守備的プランの方では例示していないものの『守備型の内野手を連続指名する』という手もあるのかな~~と妄想しています。
たとえば、2位で指名予定だった田中幹也をスルーしたら3位まで残っていた…などといったパターンですね。実際に田中が余るかどうかはともかくとして、可能性としては十分にあり得ます。
個人的に「怪しい」と睨んでいるのは森下・西村の高卒外野手スラッガーと富田・藤村の社会人左腕投手です。
森下・西村は投手としても注目を浴びており、アスリート型を好む中日の過去傾向に合致。富田・藤村は東海圏出身であるためやはり傾向に合致します。左打ちのスラッガー候補/左投げのリリーフ候補という点でも補強にピッタリでしょう。
今年は「即戦力の先発候補・二遊間がマストな補強ポイント」であり、「若手捕手・左打ち外野手もできれば欲しい」というドラフト状況です。
また僕の好みですが、「高校生のピッチャー」「高校生の外野手」「大学・社会人の三塁手」に面白そうなのがいるので、この辺りも漁ってほしいと思います。
個人的には「守備的な選手で固めるべきドラフト年」だと思いますが「それでも3位までには強打者候補を獲得してほしいな~」という気持ちがあります。『打線強化』を掲げる立浪監督の指名方針に期待しましょう。
最後に、上の指名予想表では挙げなかったものの、ドラフト指名がありそうな選手を何人か紹介したいと思います。
〈ドラゴンズが指名しそうな選手紹介〉
(最上位級)
・矢澤 宏太 (日体大) 左/左 投手/外野手
既に日本ハムが入札を公言している投手/外野手です。これを欠いている最中に『仲地1位指名』の公言があったために、入団の可能性が限りなく0に近付きましたが、供養として紹介文を公開します。
ドラゴンズはチーフスカウトの音さんが「外野手で最も評価している」と話しており、彼に期待される「左腕リリーフ」「左打ちの外野手」はどちらもドラゴンズの補強ポイントにマッチ。外野起用+リリーフの変則二刀流を考えれば、誇張なしに1人で2人分の補強を行えるので、2022ドラフトのジョーカー的存在だと思っています。
一部では「投手/野手の単一ポジションで評価すれば2位級だ」という声も聞きますが、僕はそうは思いません。特に投手として大きな大きな可能性を感じます。U-23のプロを翻弄したスライダーがあり、また、ショートイニングであれば150キロを連発して厳しいコースにも投げ込める直球は今年の候補で唯一無二の武器でしょう。
リリーフと野手の二刀流は過去にも多く前例があり、また、中日は根尾が投手専念する前から野手練習の一環としてブルペン入りをさせていました。球団がある程度の育成ノウハウも有しているということで、専念にせよ、二刀流にせよ、ドラゴンズにハマる選手だと考えられます。
(上位級)
・田中 幹也 (亜細亜大) 右/右 遊撃手
友杉に次ぐ右打ちショート。むしろ、彼以上に評価する人も多いですね。
彼はとにかく足が速い!!守備も上手い!! 持病やスローイングの強さから僕は友杉≧田中と捉えていますが、この序列も絶対的とは言えません。
また、持病に問題があるとはいっても本人によれば『寛解済み』。小柄ながら長打も多く、特に盗塁のセンスはプロでも類を見ないと思えるほどに素晴らしい。本当にいつのまにか次の塁へ到達しているので、現地のファンは見逃し厳禁の走塁へ釘付けになると思います。
・内藤 鵬 (日本航空石川) 右/右 三塁手 ※東海圏出身
高校生でありながら、飛距離なら今年のドラフトでもNo1候補ですね。一見すると動きの重そうな体ですが、スイングは中々コンパクトでスムーズに見えますし、守備も(範囲は狭いものの)まずまず軽快です。投手を務めたこともあり、送球がとても綺麗です。
3年夏の県大会は変化球に惑わされて力むシーンが多かったのですが、飛距離も本塁打数も素晴らしいものを持っています。公式戦で記録した実績も多く、いわゆる「練習試合で稼いだ評判」のような虚飾はありません。
しかし、ドラゴンズには石川という3歳差のトッププロスペクト三塁手がいるため「今年ドラフト指名するのはどうかな?」という懸念はありますね。少なくとも上位指名を使うのは厳しそうです。
既にカープがドラフト2位候補と明言しており、遅くてもドラフト3位には消えるでしょう。ドラゴンズの獲得できるギリギリのラインになりそうです。
(中位級)
・齋藤 響介 (盛岡中央) 右/右 投手
今年の高校生ピッチャーでは一番好きな選手です。最速は150キロに到達し、変化球も多彩で強豪相手の実績も◎。ドラフト1位で消える可能性もあるピッチャーですが、素材型の高校生で180㎝に満たないのはドラフト的にちょっと辛いかな、という所感を持ちます。
投げてる球もすばらしいのですが、フィールディングがとても上手です。内野手としてもいいんじゃないか? という声も上がるほどであり、守備時の状況判断も正確。いい球を投げるだけではなく、トータルで守備を考えられる野球脳も好みですねえ~。
・佐藤 勇基 (トヨタ自動車) 右/右 二塁手/遊撃手 ※東海圏出身
180㎝弱の体格があり、ショートの経験が豊富で、社会人でも1年間の公式戦で打率3割、三振率1割前後を記録したという「攻守の優等生」的な選手です。六大学野球から名門トヨタ自動車へ入社し、早期からレギュラーを掴んでいるので完成度の高い選手と言えるでしょう。
正直なところプレースタイルに派手さは感じないものの、遊撃手として希少な「体格」「右打ち」「長打力」という素養を有しているので、高評価する球団もあると思われます。しかしながら、同チーム内の先輩にショート争いで負けてしまったり、2年目の今季は若干打棒が湿りかけていたのが不安かな……という側面があります。
(下位級)
・山浅 龍之介 (聖光学院) 右/左 捕手
甲子園・国体で活躍した強豪校のキャッチャーです。
強肩で視野が広く、打棒もまずまず。左打ちというのもプラス評価。国体では安打を量産しており、既存の選手でいえば「ロッテ松川のマイルドver」という感じです。
ドラ1級であった松川と比較すれば見劣りする面はありますが(当たり前)、プロスカウトが評価するのも分かります。やはり肩の強さが魅力的ですし、タイプの違うピッチャーたちをリードして勝ち進んだ頭脳も高校生離れしているでしょう。
僕は甲子園でしかプレーを見ていませんが、随所で声掛けやランナーのチェックを怠らなかったのが好感度高めです!
・土居 拓海 (JR西日本) 右/右 二塁手/三塁手
高卒社会人で、未だ20歳そこそこと若々しい選手です。ポジションは主にセカンド・サードでありますが、プロ二軍との交流戦ではショートを守るなどしてアピールを続けています。
彼の特徴は確実性と打球速度を兼ね備えたバッティングでしょう。攻撃でも守備でも弾むような躍動感があり、体重移動を活かして放つ打球は強力、内野でのフットワークも軽快です。弾道が低いのでホームランバッターという感じはしませんが、フェンス直撃を量産してくれる強打者になるという可能性を感じます。
特筆すべきは、都市対抗のような大舞台でも結果を残した勝負強さです。力強さを残しつつも、三振の少ないバッティングが結果を生んでいるのでしょう。実績が少ないので指名漏れもする可能性はありますが、ドラゴンズの弱点であるセカンド候補として魅力的に映っています。
他にも推したい選手は沢山いるのですが、ここまでで止めたいと思います。今年のドラフトは2位以降の選手に面白い逸材が眠っていると言われているので、皆様もぜひ楽しんでください!
はてさて、今夜のドラフト会議はどう転ぶでしょうか?
ドラゴンズファンとして、期待と不安に胸躍らせてルーキーたちを待ちたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
≪本文中に無記載の資料・画像引用元≫
・記事サムネイル:https://www.chunichi.co.jp/article_photo_chuspo/list?article_id=565911&pid=2757573
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?