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キャリアにおける学歴の必要性(学び#3)

私の最終学歴は高卒ですが、九州の片田舎で生まれ育った私にとって「高卒」というステータスをあまり気にしたことがありませんでした。

しかし、東京で出会う人のほとんどは大学卒もしくは専門・短大卒の人が多く、高卒に会うことが非常に少ないです。

正直、仕事をしていると「このレベルで大卒?」と思うことも多々あり、東京では大学へ行くことが当たり前といった風潮も感じます。
実際に大学進学率を調べてみると、1位は東京で下位には九州地方の都道府県がランクインしています。

やはりデータで見ても、九州地方は所謂低学歴の人が多い地域ということが言えるようです。

そんな学歴差のある東京と九州、両方の地域で働いて感じた学歴の必要性について感じたことを書いていこうと思います。

結論 : 学歴は無いよりあった方がいい

学歴の必要性に問われた場合、私は必要と答えるようにしている。

ただ、厳密に言えば「学歴は無いよりあった方がいい」というのがより正確な回答です。

なぜ学歴は無いよりあった方が良いのか、それは「自分の人生において選択肢の幅を広げてくれるから」だと思っています。

一般的に企業へ就職しようとした場合、学歴で区切って募集をかける企業は数多く存在します。特に有名大手企業ではその傾向が強いです。何かになりたい、こんな環境で働きたい、そう思った時に学歴があると選択肢が広がります。

実際に私はWeb業界で就職活動を始めましたが、就職したい企業のほとんどは学歴が足りず応募することすらできませんでした。
※実際は関係なく応募はしていましたが連絡は返ってこなかったです笑

絶対に活躍できる自信はあるのに、学歴によってスタートラインにすら立てない経験をした私は、学歴は無いよりあった方がいいと強く感じました。

大人になってもやりたいことが見つからない人は大勢います。特に学生の頃に将来やりたいことが見つかる方が珍しいでしょう。だからこそ、学生の時にしっかり勉強することで、やりたいことが見つかった時に良いスタートが切れるように準備しておくべきだと思います。

また、企業が募集要項に学歴を指定する理由はシンプルで「効率的だから」ではないでしょうか?
採用する側の時間は有限であり、コストも発生しています。より優秀な学生を期限内で見つけるため、常識的な知識を身につけているであろう学生、または常識の水準が高いであろう学生の中から採用する方が確率が高いのは明白です。
これは学校の部活に所属している人ではなく、ユースに所属する人からスカウト活動をする方が効率的であるのと同じ感覚です。

少し話がそれましたが、現代社会で一般的に生きていくのであれば、高い学歴を持っておいて損はないでしょう。

学歴のメリット・デメリット

ここまで学齢は無いよりあった方がいいと解説してきた私ですが、結局のところ学歴が必要かどうかはなりたい職業や人生の目的など、生き方の違いによると思います。

学歴がある場合のメリット・デメリット

【学歴がある場合のメリット】

  • 就職活動での優位性:企業の多くが学歴を採用基準の一つとしているため、学歴が高いと初期選考での通過率が高くなります。

  • 人脈形成:大学や専門学校での人脈は将来のキャリアにおいて有益です。

  • 社会的地位:学歴があることで社会的な信用を得やすくなります。

【学歴がある場合のデメリット】

  • 高額な学費:学費や生活費などの経済的負担が大きい。

  • 実践不足:学業に専念することで実務経験を積む機会が少なくなります。

学歴がない場合のメリット・デメリット

【学歴がない場合のメリット】

  • 早期の実務経験:学業に時間を費やさないため、若いうちから実務経験を積むことができます。

  • 自己学習の柔軟性:フォーマルな教育機関に縛られず、自分のペースで学びたい分野を深掘りすることができます。

【学歴がない場合のデメメリット】

  • キャリアの選択肢が限定される:特定の職業や企業では学歴を重視するため、応募できるポジションが限られます。

  • 社会的な偏見:一部の社会では学歴がないことをネガティブに捉える風潮があります。

補足ですが、高卒である私が感じる学歴がないメリットは「大卒に負けない」という気持ちの強さです。学歴がないからこそ得られた偶発的なメリットでした。

インターネットが発達した現代において、学歴がなくてもお金が稼げる職業は以前より増えたのかもしれません。
進学する、しないの判断は個人の自由ですが、社会経験のない10代が学歴の必要性について理解するのは難しいなと思うのが私の本音です。

キャリア形成に精通する人が学生へ教育してくれると良いなと思いますね。

学歴はひとつの指標に過ぎない

学歴はキャリア形成や社会的信用において重要な要素のひとつに過ぎません。学歴だけが成功や能力を決定するわけではなく、学歴がなくても実務経験やスキル、自己学習によって十分に成功することは可能です。

また学歴は選択の幅を広げるものであり、キャリアのスタート位置を調整できるアイテムのようなものです。

ただ、スタートしてしまえば学歴というアイテムの効果は薄れます。仕事は学校と違い知識量だけが正義ではありません。

人とのつながり(コミュニケーション)、応用力、適応力、精神力、健康維持など、さまざまな能力が必要です。学歴はゴールではなく、ひとつの指標(通過点)に過ぎないということを忘れず、自分の人生を歩むことが大事だと思います。

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