MBTIの流行に関する一考察
MBTIが流行り始めて久しい?ですが
見るたびにちょっとだけ狼狽える私です。
なぜ狼狽えるのか?
その理由は後述しますが
MBTIのランキングのようなものを見かけるたびに
違和感を抱いてしまいます。
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人の”心”や”性格(パーソナリティー)”のような
はっきりとは目に見えない捉えがたいものを
いかに捉えていくか
昔から研究者たちはいろいろと腐心してきました。
古くはクレッチマーは体型からその性格の傾向を見ようとしましたし
さまざまな因子を組み合わせを考えてパーソナリティを見ていく考え方からは,現在の性格検査の基礎が生まれました。
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ただし,言うまでもないのですがこれらは”ある側面から”パーソナリティをみていこうという試みなのです。
性格検査は統計的妥当性はあるけれども
それですべてが測られるわけではありません。
なので,一般的には心理検査は組み合わせて実施されることが多いのです。
MBTIはC.G.ユングが心の機能から8つの性格傾向を考えたタイプ論がベースになっていると私は理解しています。
MBTIをやってみると,妥当性があると感じられるのに加えて,タイプのネーミングのわかりやすさ理解しやすさからこれだけ広まっているのかなと感じます。
私の考えですが。
MBTIのような性格を見ていくテストにおいては
その最も大事なことは”自己理解”にあるだろうと思います。
自分がどんな個性を持っているのか,それを知ることで他者の持つ個性を羨んだり自分にないものを見るのではなく
”ああ,私にはこういう性質があるんだ!”
という自己理解をし,それを愛していく
そのことがとても大事だろうと思います。
ですから,
たまにSNS上で『MBTIランキング』のようなものを見ると
「ちょっと待って!!!!」
と言いたくなります。
若い子たちに聞くと,自分のMBTIを答えるのを嫌だと感じる人もいるようです。MBTIを答えると”そういう人”と思われるのが嫌だと話していました。
あれあれ?
本末転倒。。。。。
ちがうちがう。
そうじゃない。
自分の個性を知るのが目的で
ほかの人を査定するのが目的じゃない!!
ましてや,
それは自分を理解するための
ツールの1つであって
うまく使うものであって
それが全てじゃない(当たり前ですが)。
予想外の使われ方広まり方に驚きます。
それにMBTIの結果は変化することもあります。
私自身も数年前にやった結果と現在では結果が違います。
実は,このMBTIの広がり方に狼狽えるのは
「あれ?」と思う個人的な理由があります。
以下は私の個人的な反省的考察なので有料です。。。
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