米国株の行く末

◆2020年は米国株はゴミになる?
 ◎超長期期間30~40年で投資するなら新興国株、債券、金より米国株
 ◎しかし向こう10年で期間を区切れば米国株は新興国株や金のリターンをアンダーパフォームする可能性がある
 ◎米国株への積み立て投資が最適解
  ・過去200年を振り返ると債券や不動産、金よりも株式の方がリターンが高い傾向にあるから
  ・株式の中でも米国株の方がリターンが高い傾向
  ・ただ、米国株に投資をすれば常に最高のパフォーマンスが期待できるわけではない
  ・10年と言う期間で言えば米国株はゴミになる可能性もある
 
◆ブームになった投資対象は、次の10年で低迷する傾向がある
 ◎2010年代に米国株がブームになったことを考えると2020年代は米国株が低迷する可能性が高い

◆2010年はまだ新興国株が注目されていた
 ◎2010年までは米国株よりも新興国株の方がパフォーマンスが高かったため2010年代も新興国株が期待されていた
 ◎しかし2010年代の新興国株は横ばい

◆なぜGDP成長率の高い新興国がGDP成長率の低い米国株に大きくアンダーパフォームしたのか
 ◎GDPと株価には高い相関関係はない
  ・高い経済成長率が期待できるからと言って新興国株の高い値上がり率は期待できない
 ◎新興国株が低迷した背景
  ・金融危機の言えない中で政策金利の引き下げを余儀なくされたこと
  ・政策金利とは中央銀行が市中銀行に融資をする際の金利
  ・政策金利を上げたり下げたりする事で雇用の最大化と価値の安定を目指す
  ・景気が過熱すればバブルにならないよう政策金利を引き上げる
    ⇒設備投資しずらい、家が買いずらい
  ・2008年の金融危機以降世界の中央銀行は政策金利を引き下げていた
  ・ところが米国経済だけがいち早く金融危機から脱却して2015年に政策金利を引き上げ始めた
  ・新興国は自国経済が言えないまま、政策金利を引き上げざるおえなかった
   ⇒投資マネーとは相対的に金利の低い方から高い方へ流れる傾向
   ⇒米国金利が上昇すると新興国から米国へ投資マネーが流れてしまう
   ⇒新興国のインフレ加速とドル建て債務の膨張に繋がる
   ⇒だから政策金利を引き上げなければならなかった

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