日々これ、おかげさま、忘却の彼方
突然、冬かと思う寒風。身に余る幸せの日々。もっともっとと生きていく自分。探しものは見つからず、一つのことをするのに驚くほどの時間がかかって驚く。昔は本なんかちゃっちゃと読めたんだけどなあ。小学生のころなんか、知らずに速読できてたんじゃないかと思う。頭ン中で音読するようになって、全然読めなくなったな。いまや、ミステリー一回読んで、しばらくたってもう一回読んだら、犯人が誰だったか覚えてないという体たらく(何度でも楽しめてお得)。父の手術に先立って、医師に治療歴を聞かれて、全部答えたつもりが、術後、腹の真ん中にでっかい手術痕があったと医師に言われてびっくり。覚えちゃいないんだなあ。そういえば、昔、ヘリコプターに乗って、その写真も残ってるんだけど、全く記憶にない。乗ったっけ?違う人じゃない?そんな勢いで覚えてない。まあ、忘却はありがたい。嫌な事なんかすっかり忘れる。腹立ったって、しばらくしたら何に腹立ったのか微塵も覚えてない。じゃあ、ストレスなんかないだろうって?いやいやいや、ストレス大天国、寝るときだってしっかり身体緊張してるくらい(自慢か?)。それでも、生きてるからありがたい。誰のおかげか、神のおかげか、人のおかげか。とりあえずは、おかげさま。おあとがよろしいようで。