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みんな~やってるか!ビートたけし初監督作品。歌謡曲が満載。
平成8年(1995年)公開
「くだらない!」がほめ言葉の作品。象徴は「フ〇」?
ビートたけし初監督作品。
さえない独身の朝男(ダンカン)が女性を求めるも妄想でもそこまで行くのか!と思えるストーリーの展開。
登場人物は北野作品では最大級の100名以上の出演者を要する。
観いて「くだらね~」を連発する。カテゴリーに【くだらない】があれば間違いなく入る。ツービートの漫才を映像化したような作品。
クライマックスには映画史上最大規模の大きな〇ンが登場する。
ギャグについて
ギャグのテイストには好みがあるので、好き嫌いがはっきり分かれると思う。下ネタ・ブラックなギャグ好きで同じクラスにいる一部の男子にはうけるけど、女子にはまったくウケない・モテない傾向の男子は好きかも知れない(あっこれは私のことかも~)
銀行強盗のシーン
朝男(ダンカン)の銀行強盗をするシーンの元はテレビ番組のタケちゃんの思わず笑ってしまいましたで監督が行った銀行強盗のコント。銀行強盗に入ったが銀行員全員がアウトレイジ(悪役商会の俳優)で逆に脅されるなど、コントの基本である銀行強盗の様々なパターンを見せる。
主人公の朝男に負けない!ダンカンの㊙エピソード。
主役のダンカン氏はビートたけしのモノマネの代名詞「ダンカン!バカヤロー!」でたけし軍団のイメージが強いが元々は落語家立川談志の弟子だった。芸名は立川談かん。
ある日師匠から談かんへ「お前は暇だろう~から庭の草むしりするよう」にといわれ、草むしりを始めるが何を思ったのか植木まで抜いてしまう。庭をみた師匠は「馬鹿野郎!だれが植木までぬけと言った!」と激怒した。追い出された談かんはたまたま見かけた植木屋の畑に立派な植木をみてこれを抜いていこうと思い、激怒する師匠へ連絡をすると「談かん!でかしたぁ」今、車の手配をする!といってマネジャーの車に抜いた植木を積み、師匠宅へ運ぶ。弟子も弟子なら師匠も(笑)
※談志からたけしへ「談かんからフ〇ころがし?」
そんな師匠へ談かんは「たけし師匠の所へ行きたい」と直訴をする。師匠「ビートたけしか!?。」これは大変!と他の弟子はたぶん殴られるだろう!と思い、恐る恐る様子を見る。すると書斎にあるウィスキーを手にした!なんと言えない緊張感が漂う。しかしウィスキーを手したが机に置き、そのウィスキーの瓶に自分(談志)の名刺を貼った。ウィスキーを談かんに渡し「これをもってたけしの所に行け、これならたけしは断れないだろう!」といい送りだされた。そしてたけし軍団入りをするが当初の芸名はふんころがし。。
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このエピソードは「赤めだか」で観る事ができます。
みんなやってるか!見て欲しい5つポイント。
セスナ機のショータイムでのガダルカナルタカによるストリップショーは嫉妬するくらいくだらないシーン。
当時、テレビに良く出ていた「城南電機」を運営していた信光電機代表取締役の宮路年雄氏。ジェラルミンケースに大量の現金を持ち運び、その場で仕入れを行うスタイルが脚光が浴びた。その宮地社長を今作に出演させた。その現金の行方が・・・
北野武監督出演のシリアスな俳優陣をビートたけし監督が壮大な無駄使いをする。
「監督ばんざい!」と対比すると2・3度たのしめるグリコのおまけ的な作品
小道具の芸の細かさ 銀行強盗のシーンでのポスター「やっぱりお金」のスローガンなど
今作品のもうひとつの特徴「昭和歌謡曲がフンダン」に使用されている。
「笛と琵琶のための行」
「宇宙のマーチ」 冨田勲
※曲順はみんなやってるか!のスタッフロールからの書き起こし。
劇中では「恋をするなら」橋幸夫の曲が印象に残る。
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