【写真】と【詩】 慕情の丘
二人で歩いた夏のしらべの丘
重い空気の朝もや匂う丘
忘れられない遠い記憶
こぼれる涙雨も止みました
そこに二人の思い出が落ちている
生きる理由を与えてくれる
あなたの面影浮かぶ
心の銀幕に残る残像
熱い想いで撮った一枚の写真
身の丈と同じ高さの若木が
こんなに大きくなりました
色褪せた写真の中の
微笑むあなたに囁きました
愛していると気づいたのはここでした
今 新たにあなただけは特別な人だったと
だけど もう二度と会えない
あなたは遥か雲の上の人
突然のさよならに
遥かな時間を追いかけて
あなたのそばで眠りたい
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