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図書館で電子書籍を借りる

図書館を活用していますか?
払った税金の恩恵を感じられる数少ない場所です。
今やネットで検索すればたいていのものは解決する世の中ですが、図書にはネットにはないものもたくさんあります。
新書が蔵書に加わると数十の予約が入ることも珍しくなく、使っている人は使っています。

そして昨今は電子図書館も普及し始めました。
一般社団法人電子出版制作・流通協議会 電子図書館・コンテンツ教育利用部会の2023年の調査によると

  • 電子図書館導入自治体比率 520/1788 (単位:自治体) 29.1%

  • 都道府県導入率 23/47 (単位:自治体) 48.9%

  • 政令市導入率 17/20 (単位:自治体) 85.0%

  • 特別区導入率 19/23 (単位:自治体) 82.6%

  • 市導入率 318/772 (単位:自治体) 41.2%

  • 町導入率 96/743 (単位:自治体) 12.9%

  • 村導入率 47/183 (単位:自治体) 25.7%

  • 電子図書館利用可能基礎自治体人口比率 77,861/12614 (万人) 61.7%


これを見てわかるのは

自治体ベースでみるとおよそ3割が電子書籍を扱っている
自治体の規模が大きいところは8割を超えているが、自治体規模が小さくなるにしたがって普及率が下がる傾向がある
人口ベースで見たら約6割の人が電子書籍サービスを享受でいる状況にある。

電子書籍サービスを使ってみてよかったことは

  • 何より貸し借りが簡単。図書館に行って借りたり返したりする手間が省ける。貸し出し中の本の予約も簡単。

  • 期限になると自動的に返却されるので返し忘れがない。

  • 当たり前だけど、ネット経由で本が読めるのでスマホを持っていれば、いつでもスマホが本代わりになる。

  • 汚したり、なくしたりするリスクがない。

という感じです。

逆にデメリットといえば、

  • 借りられる冊数が少ない。(自治体によるけど横浜市は2冊まで)

  • ちょっと読みたいときでも電子書籍サイトにアクセスしてログインしないとみられない。

  • スマホ等のデバイスやネット環境がないと読めない。

  • 通常の図書館に比べるとまだ蔵書数が少ない。

くらいだと思います。

今後、特に地方で普及されれば利用者の利便性も上がるし、図書館を建てて維持する経費を考えたら、その分蔵書数を増やす方向にも使えるのではと思います。
便利なものはどんどん使っていきたいですね。


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