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すしログ江戸料理帖【枝豆のさや煮】
「すしログ江戸料理帖」は今や絶滅危惧の「江戸料理」の魅力を伝えるレシピ紹介マガジンです。僕に「江戸料理」の魅力を伝えてくれたのは「江戸前芝浜」の海原親方です。海原親方が江戸料理魅力を伝えくださったお陰で、僕も江戸料理の人気向上のために貢献したいと思い、本マガジンを始めました。
江戸料理の魅力を簡単に挙げると以下のとおりです。
シンプルで手軽
季節や旬を感じられる
ヘルシー
日本酒との相性が抜群
江戸料理の魅力が伝われば幸いです!
さて、前回は江戸料理【鰯の煎酒焼き】を紹介しました。
今回紹介するレシピは【枝豆のさや煮】です。
枝豆の王道にして究極の食べ方は茹でるあるいは蒸すだけだと思いますが、味チェンしたい時もありませんか?スパイスと和えても美味しいのが枝豆の頼れるところ。ただ、本企画は江戸料理なので、江戸のアレンジ方法を紹介します!
【枝豆のさや煮】
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【枝豆のさや煮】は、相撲の番付表に見立てた『毎日 惣ざい一覧』に乗っている料理です。【谷中生姜の味噌焼き】と同じ文献です。ともに当たり前の調味料を用いながら、普段とは異なる味に仕上げられるのが素敵ですね。江戸料理の魅力って、こういったところにあるように思います。
使用する材料・調味料
大人2人分の材料です。
枝豆:好みの量
水:枝豆がひたるくらいの量
日本酒:水の20%ほどの量
醤油:大さじ1
味醂:大さじ1
塩:適量
・醤油と味醂は途中味見して、好みで調整するのが良いです。
レシピ(作り方)
枝豆はさやの端っこを切り落として、塩もみした後に平たいフライパンに入れる。
枝豆の半分くらいの水量の水を入れて、強火で沸騰させる。
沸騰したら蓋をして、3分弱ほど蒸す(硬めに仕上げる)。
蒸した枝豆を鍋に入れて、水と日本酒を入れて、醤油と味醂を加えて中火で煮る。
アルコールが飛んだ後に味見をして、味が決まっていれば完成!
・茹でるのではなく蒸すのが味を濃く楽しむポイント。水にさらすのもNG。
・鍋で煮る際は柔らかくならないよう注意!
最後にひとこと
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味付けを行っても特有の香ばしさや甘味を楽しめるのが枝豆の魅力!
塩味とは全く別の味を楽しめるので、レパートリーの一つにいかがでしょうか?
この料理に合うお酒については…
ビール!
枝豆は、やはりビールですね。個人的にヱビスビールのような苦味を感じるタイプか、0℃くらいでキンキンに冷やしたスーパードライが合うと思います。
漫画『美味しんぼ』ではヱビスビールを絶賛してスーパードライを貶めていましたが、僕は飲み方や料理の合わせ方を変えれば良いだけだと思います。
また次回を楽しみにして頂ければ幸いです。
励ましの「スキ」を頂けると、次のレシピを書く原動力になります!
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