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内装工事がワルシャワで予定通りいくわけない:松木平の開業記vol.2

皆さん、こんにちは。東京すしアカデミー卒業生の松木です。前回のレポートでは私がポーランドのワルシャワで開業を決意するまでのお話をしました。​​​​​​​今回は店舗を設立するまでの内装工事や海外での契約締結に関してより具体的なお話をしたいと思います。

※この記事は2014年12月に東京すしアカデミーのWEBサイトで公開されました。

8月20日に正式な契約を工事会社と交わし、現在もうすでに11月中旬。(※本レポートは2014年11月中旬に作成しました。)予定では今週までに工事終了のスケジュールですが、状況は写真の通りです。

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2014年11月中旬現在の工事状況

これから空調機械設置、床張りをしなければならないのですが。。。ポーランドの工事会社の仕事ぶりは日本と比べかなりアバウトです。海外では日本のように計画通りのスケジュールを守るということは非常に稀です。

工事業者は、私たちがこの値段で工事をしてあげてるというスタンスです。責任者に急いで欲しいと念を押すと「すべてここまで順調だ、逆に何が不満だ」と逆切れされるような感もあります。そこは、粘り強く訴えていくしかないのが現状です。

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工事中の店舗の様子

また、この工事会社とは契約までちょっとしたストーリーがあります。第一段階で、何社か工事会社を選択するコンペを行いました。その中で実績もあり、値段も妥当なA社を選びました。

その後、見積もりを取った段階で一定金額で大筋合意をしていたのですが、本契約前の打ち合わせで突然、3割増しの金額を提示してきました。

たぶんA社としか話を進めていないという事にA社の社長が気づいたのでしょう。唖然とした私たちはその後、他の会社と慌てて交渉を始めます。それに気づいたA社社長は以前の妥当な値段で本契約を交わすよう妥協してきたのです。

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工事中の店内の様子 その2

何をここで言いたいかというと、一度出てきた見積もりで話を進めてしまうと、最終的合意直前で上乗せされた金額を請求される事がよくあります。

それから他の会社を探すとなるとだいぶ時間のロスになります。手間はかかりますが、最低でも2、3社と最終契約書の段階まで同時進行し、「あなたの会社だけではない」という事を武器にして交渉すべきです。

「厄介な客だな」と思わせるくらいの方が有利に進むことが多いと思います。皆さんもこの様な状況に陥らないよう気をつけてください。

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