イロドリチョコレートの食べ方 #Little MOTHERHOUSE
Little MOTHERHOUSEが展開する「イロドリチョコレート」。スラウェシ島のカカオを使用したホワイトチョコをベースに、自然由来の素材で味と色を付ける。商品展開は12種類。それぞれが2種類の味で構成されていて、グラデーションで味が変化していくので12×2=24種類。2種類の交わる部分を含めれば24+12=36種類ものフレーバーを感じられる。
このチョコレートのテーマは「日本の四季」。四季と言っても4つ以上の感性を秘めているのが日本の魅力。その違いは、わざわざ立ち止まって向き合わないと分からないほど繊細なもので、分かったとしても言葉で表せないかもしれない。そんな些細な感覚を、視覚や味覚、嗅覚に変換して形にしたものがこのチョコレートということになる。
これは普通に食べても美味しいけれど、食べる順番を工夫すると面白い。2つの味はそれぞれ負っている役割が違っているので、まずは両端の1ピースをそれぞれ食べてみる。片側は味覚、もう一方は嗅覚に訴えるかもしれないし、まったく反対の味が両極に位置しているかもしれない。それぞれの感覚が中心に向かうにつれて交わり合い、どんなかたちになるのかを予想しながら食べ進めるのが楽しい。
大まかな味の説明は箱の中に入っているが、その先に何を感じるかは食べた人の自由。全く別の季節でもいいし、ある特定の一場面を思い浮かべてもいい。私も8種類食べて感想を残してみたので、気になる人は最後に貼ったリンクから読んでみて欲しい。
そんなイロドリチョコレートも6/28(火)で一時販売を停止。9月にリニューアルしてリトルマザーハウス専門の店舗も立ち上げるようで、今後の展開と拡大に期待が高まる。
話を戻すと、イロドリチョコレートはスラウェシ島のカカオを使ったBean to Barのチョコレートであり、遠い異国が日本の四季を表しているという不思議な感覚。途上国から「食」の可能性を世界にというブランド理念を体現し、この一口がインドネシアと日本の架け橋になれば良いと思う。
Photo by MiMi
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