まぐろに強いお店の秘密のネタ #海鮮三崎港
回転寿司の楽しみがレーンに帰ってきた。タッチパネルと"新幹線"の登場で回っているお皿の需要が減り始め、今ではコロナの影響で外気に触れ続けるレーンを使う人はほとんどいなくなったようなもの。
私がタッチパネルを使う理由は2つ、「鮮度」と「衛生面」。ICチップでの時間管理や、カバーを用いた飛沫対策はよく見るものの、だからといってレーンからお皿を取る気にはならない。
マルハニチロが毎年出している「回転寿司に関する消費者実態調査」でも回転寿司の“新幹線シフト”が表れている。注文したネタを頼むという人は2018年に70.9%、2020年に73.8%、2022年に82.1%と増加傾向にある上に、8割を超えてきた。
もはや回転をやめたお店もある一方、本来の回転寿司への原点回帰を試みるお店もある。最近ひそかに流行っているのが「レーン限定メニュー」。供給量が少ないことを理由に不定期でレーンに流すことが多いようだが、それだけ希少なネタに出会えるワクワクがある。回転レーンのルネサンスだ。
今回発見した海鮮三崎港のレーン限定?メニューがこれ。トロの部分をすき身にした贅沢な山。味からして本まぐろを使っていて、もし見つけたら手に取って欲しい一皿。解凍しきれずにピンと伸びた冷凍ネタとは違い、すき身ならではのふわっとした食感が楽しめる。
神奈川の三崎港と言えばまぐろの産地として有名で、まぐろの種類、メニューの豊富さにそれが反映されている。全国の名産品を東京にいながら味わえるのがグルメ回転寿司の良いところ。
珍しい「まぐろアボカド」や「まぐろ納豆軍艦」、他では絶対に見ることの無い「揚げまぐろ」、定番のとろたくは手巻きと細巻きの両方を用意していて、まぐろの幅広い才能を感じられる。
寿司の花形とも言えるまぐろ。誰でもお腹いっぱい食べたい時があると思う。そんな時はお金を少し奮発してでも行ってみてほしい。
個性的な回転寿司🍣↓