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シンプルに作り上げる濃厚なガトーショコラ #Minimal

 Bean to Barのチョコレートを食べていると必然的に意識するようになるのが”素材”本来の味。素材そのものを表現するためには複雑性を避け、できるだけ1つのものに集中し、如何に手をかけるかが重要になると思います。

 このシンプルさを「引き算の哲学」や「素材なり」と表現し、そのフィロソフィーを名前にまで反映したのが『Minimal』。カカオ豆と砂糖だけで作り上げる、だからこそ個性が際立ち、それぞれに違いを生み出します。

 ブランドストーリーの中で日本食を例に取り上げていましたが、寿司が好きな私には非常に共感できる考えが多く、気に入っているブランドの1つです。


Minimal The Baking 代々木上原

 Minimalは店舗によって販売している商品が異なります。今回向かったのはガトーショコラを中心に扱っている『Minimal The Baking 代々木上原』。本当はイートイン限定のガトーショコラ食べ比べをしたかったのですが、店内がかなり狭く、既に席が埋まっていたためこの日は諦めました。


生ガトーショコラ -NUTTY- (3650円)

カカオ豆から「ローストナッツのような風味」を引き出した、
濃厚でありながらもすっきりとした後味の、
Minimalのチョコレートらしさを体現したガトーショコラ。

Minimal

 店員さんが温めてから食べることをオススメしてくれたので、言われた通り800Wで20秒ほど温めてみました。中心のチョコが溶けはじめ、一目で濃厚さが伺える食べごろビジュアルに変わります。

 口に入れてみると濃厚ながらもしつこさはなく、味わいにもシンプルさを感じます。シンプルには食べ疲れしない利点があります。テーマである「ローストナッツのような風味」はそれほど強くはないので、より香りを重視したい方は板チョコレートがおすすめです。


 ガトーショコラには珈琲を合わせるのが定石な気もしますが、個人的には紅茶の方がMinimalの素材に対する想いを感じられると思いました。珈琲を合わせるなら浅煎りでパンチの強すぎない、素材の繊細さに寄り添える味が良さそうです。

 たまたま代々木上原にはFuglen Tokyoというスッと飲めるフルーティーな浅煎り珈琲のお店があるので、これと一緒に食べても美味しそうですね。どこで食べるのかという話は置いておいて、代々木上原のペアリングが完成しました。

link here ☞ Minimal The Baking


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