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おいしいリスト

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テーマ別のおいしいを纏めるところ。月1のまとめ記事が読みやすくて人気です。
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#鮨

本当にうまい"とろたく"を決めようじゃないか

 「とろ」と「たくあん」を一緒に食べるから「とろたく」。至ってシンプルだが、ただ単に一緒に食べたらうまくなるってものでもない。料理は全くできないが、とろたくだけは自分で作るほどこだわりがある。  私が気にするのは「とろ」ではなく「たく」の方。脂のある鮪はどこのお店でも出せる(そもそも脂があるから とろ なのだが)ので、如何にたくあんでバランスを取れるかが重要だと考えている。  大事なのはたくあんは大きめに切ること。とろの脂とたくあんの塩味を合わせ、柔らかいとろにはたくあん

2月の振り返り📝

・行ったお店をメモするページ ・記事を書いたものにはリンクを貼ってあります ・皆さんも知っているお店があれば感想を共有して欲しいです ・MINATOYA2(大手町) 蕎麦 2月9日 🍽無機質な大手町のビルに穴を開けたような黒い空間には蕎麦屋があった。メニューは「冷たい肉そば」の1つ。これが美味しくなければ客を失う、言わば客への挑戦とも取れる姿勢。百戦錬磨の味だった。 ・レストランアレイ(強羅) レストラン 2月11日 🍽ポーラ美術館併設のレストラン。冬の日差しが前日に積も

忘れられないあの味

 「〇〇(お店)に行きたい」ではなく「〇〇(お店)の△△(料理)が食べたい」と思う時がある。それはどこにでもあるようで、そこでしか食べられない味。今回は1年間の鮨屋巡りで出会った記憶に残った料理をいくつか紹介しようと思う。 ・煮鮑(松野寿司/椎名町)  5000円で夜のおまかせが食べられる松野寿司は安いからと言って一切手を抜くことはない。「ちょっと高くなってしまってもいいですか」と聞かれて出されたこの煮鮑。こんなに分厚いのにシャリとしっかり混ぜ合わさる柔らかさと同時に貝ら

車海老の世界は広くて深い

 鮮やかな紅白が見た目にも美しい車海老。甲殻類アレルギーでもなければ嫌いな人はいないのではないでしょうか。口に入れると甲殻類特有の香りがふわっと広がり(cf. 蝦蛄)、噛めばプリっとした食感と共に甘みが溢れてきます。時期にも依りますが、どの鮨屋でもレギュラーメンバーとして活躍するネタです。  どこでも出てくるネタだからこそ、お店ごとの個性が出てくるもの。見た目に派手な違いは無いものの、少しの工夫や変わったアプローチ方法が味に違いを生みます。私はまだまだ車海老の何たるかを分か

2021年鮨リスト 東京編

 1月が終わる前に去年の振り返り。コロナ渦でも客足が全く遠のかず、鮨の強さを見せつけられました。訪問回数の多い順で、東京の鮨を簡単にまとめてみました。 冨所(新橋/御成門) 訪問:5回  8月の初訪問時に感動を受けて以来、毎月通いました。6000円から食べられるランチがコスパ抜群、というか安すぎます(追加しすぎて10000円以上になるのが常)。夜はお酒込みで23000円程度かかりますが、それでも安いと感じさせる圧巻のコース。お酒は飛露喜とあたごのまつがよく出てくる印象。東北