2021年鮨リスト 東京編
1月が終わる前に去年の振り返り。コロナ渦でも客足が全く遠のかず、鮨の強さを見せつけられました。訪問回数の多い順で、東京の鮨を簡単にまとめてみました。
冨所(新橋/御成門) 訪問:5回
8月の初訪問時に感動を受けて以来、毎月通いました。6000円から食べられるランチがコスパ抜群、というか安すぎます(追加しすぎて10000円以上になるのが常)。夜はお酒込みで23000円程度かかりますが、それでも安いと感じさせる圧巻のコース。お酒は飛露喜とあたごのまつがよく出てくる印象。東北のお酒が多いですが佐藤親方は北海道のご出身です。結乃花さんの鮪と鰆の玉葱醤油漬け、初っ端に持ってくる墨烏賊が大好きです。ちなみに車海老は7の倍数で買っていくそう(誰得情報)。
築地青空三代目 丸の内(東京/二重橋) 訪問:4回
こちらは緊急事態宣言の度に店を閉めてしまうので訪問回数が減ってしまった感があります。仕入れも仕込みも店舗ごとに異なる不思議なチェーン店?で、藤田水産の鮪を扱っているのが特徴(佐野親方の藤田鮪愛は尋常じゃない)。お陰様で鮪がハズレることはなく、宣言通り「最強の8800円コース」を実現。お酒は天下錦と日高見が多いイメージで、頼めば甘口のお酒も出てきます。鮪にばかり注目が行きがちですが、小さい穴子(めそっこ)にこだわった握りも美味しいのでおすすめ。
鮨桂太(築地/築地市場前) 訪問:3回
「冨所が好きなら鮨桂太も好き(逆も然り)」が鮨界隈の暗黙の了解、というか自然な流れで、私も桂太さんに突撃。これこそ漢鮨と言わんばかりのサイズ感に怯んで一貫目からシャリコマ宣言をする人もしばしば。私はもちろん漢鮨のままいただきます。「シャリが好きで鮨屋になった」と語る桂太親方の握りは豪快かつ繊細。”頬張る美味しさ”の中に緻密な計算がされている握りはまるでおしゃれダンディーな竹野内豊(食べたら伝わるはず!)。お酒は辛口メインで有名どころもしっかりあるので大人のディナーにピッタリです。お会計は昼11000円、夜23000円程度。
根室花まる KITTE丸の内店(東京) 訪問:3回
職場の最寄り駅が東京駅という理由もありますが、お手軽な立ち食いスタイルが気に入って訪問回数を重ねました。北海道らしいネタが揃っているのが良く、先述の桂太親方はこちらの「タコ頭」が美味しいと絶賛していました。個人的には札幌のトリトンも好きなので、行く度に浮気した罪悪感に襲われています。。
鮨おにかい(中目黒) 訪問:2回
カウンター鮨デビューやデートに圧倒的おすすめな隠れ家的お店。築100年以上の古民家を改修した2階にあるので「おにかい」という粋。1階はと言うとミシュラン一つ星獲得の #天婦羅みやしろ があって、実はこの2店舗は株式会社MUGENのグループ企業。名物の海老天巻きはこういう訳で提供されています。所謂“資本系”の鮨屋は好きではありませんが、ここにはつい行ってしまう魅力があります。10000円を持って行けば約2時間の贅沢時間がスタートです。パフォーマンスと説明が多いので沈黙の心配もありません(笑)
松野寿司(椎名町) 訪問:2回
5000円以下で「寿司」ではなく「鮨」が食べたいならここ。鮨が高級化している今もこの値段を守り続ける親方の心意気がイケメン過ぎます。正直言って全く美味しくないのに2万円近く取るお店もあって。なら松野寿司4回行かせてって話です。ここは小さな車海老=巻海老を出すのが特徴で、これが旨い。昨今の巨大車海老も好きですが、握りのバランスや忍ばせた朧の甘み、全てを総合すると私の1位は松野寿司。親方が予約、調理、会計までワンオペでやられているのも尊敬します。頻繁には行けずとも、長く通いたいと思わされるお店です。
以下、訪問1回のお店を簡単に紹介↓
・鮨とかみ(新橋/銀座):やま幸の鮪がランチなら13200円!
・鮨浩也(浜松町):鮨もお酒も個性的で素敵
・立ち食い鮨まさ(中目黒):色んな店の若手が握る新感覚店舗
・立喰い寿司あきら(新橋):立ち食いブームの火付け役
・立喰い寿司あきら(築地):あきらが遂に築地にも!
・さが美(築地):実は優しいご主人に惚れてしまいそう
・拳母鮨(築地):朝から気軽に入れる場外市場らしいお店
・本種(築地):知る人ぞ知る築地の奥の奥
・築地青空三代目 本店(築地):市場を散歩して疲れたらここで一休み
・鮨大六(恵比寿):遂に間口を広げたインスタグラマーの新店舗
・鮨由う(六本木):とにかく楽しい高級鮨!プリン巻食べたい。。
・鮨まるふく(西荻窪):玄人向けの熟成鮨
・高柿の鮨(水天宮前):キリっと酢のきいた目の覚めるような正統派
・おすしや太喜(高田馬場):親子の愛でおすしの味も最高潮に
・Sushi Bar にぎりて(新宿):飲み屋とは侮れない津本式熟成のお店
・築地すし好和(東京):仕事終わりにサクッと!
気になったお店、行ってみてください。私も旨い鮨を求めて旅を続けます!