ちょろい僕とめんどくさい僕
伸びっぱなしでモサモサの長かった髪の毛をマッシュにしたのは春。それがまた伸びてきて前髪はもう唇に付きそう。
僕の栄養よ、髪の毛には抜けない程度でいけばいいんだよ。なんでそんなに髪の毛を伸ばすんだ。
そんなわけで、髪の毛がウザったくて仕方がない。
とうに前に下ろしておくのは諦め、かきあげた雑なセンターパートをしている。
前髪がウザいって話を恋人にしたら、
「ハーフアップにしとこ」
と、勧められるが、
「おでこ丸めだし、今は顔も丸いし、似合わないよ」
と口では言いつつも、何故か今日はハーフアップにしている。
似合わないって言っておきながら、結局はしているのだ。
ちょろい、ちょろすぎるぞ、蒼月 彗。
寝るのに邪魔にならない位置を見つけたら、以外にもスッキリして前髪うざくなくてとてもいい。
似合うかどうかはさておき、彼女は髪の毛長いのが好きなので、ついつい、好みに寄せたくなる。
本当は素直でちょろいのに、照れ隠しで、やらないと発言してしまうこの天邪鬼っぷり。
書いてて思う、僕はなんて、めんどくさい生き物なんだ。
彼女には、相当めんどくさい男だと思われている。知ってるよ。わかってる。わかっているけど、なんだか100%素直では居られない。
でも、自分でも自分を理解しきれていないから、そこがこんな風に天邪鬼になって出てくるのかな。
最近、自信喪失気味なので、自己肯定感をもっと上げたい。
というか、安心したいのかもしれない。
なんだかいつも不安があるというか、焦燥感がある。
病気だから仕方がないのかもしれないけど、社会活動をほぼ行えなくて、生産性が無いから自信が持てないのかも。
生きる意味とは。とかなんだか哲学的無ことを考え出す。
良くないと思う。普通はこんな風に考え込んだり悩んだりしないんだってさ。物心ついた時には考える生き物だった僕は、変わり者って事か。
普通にあんなに憧れているのに。
そう、僕は、普通になりたい。
普通の家に生まれ、普通に育ち、普通に健康で、普通に勉強して、普通にピアノ弾いて。
普通って、大多数な筈なのに、すごく難しい。
恵まれた環境に、有難くもあり、でも、普通を求めてしまうのは我儘なんだろうな。
誰かに合わせ無くていいのに、自分の中の普通はそれでいいのに、なぜこんなに周りが気になるんだろう。
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