皮膚と脳はつながっている
皮膚と脳は密接につながっています。
人間の受精卵は、もともと外胚葉、中胚葉、内胚葉という3つの要素から成り立っています。
その3つの要素が約十月十日(とつきとおか)の時をかけて細胞分裂を繰り返すことで、人間の形が作られていくのです。
外胚葉から細胞分裂を繰り返すことで、脳、皮膚、末梢神経などになります。
中胚葉から細胞分裂を繰り返すことで、骨、筋肉、心臓などになります。
内胚葉から細胞分裂を繰り返すことで、消火器、呼吸器などになります。
このため、皮膚と脳は、もともと受精卵の段階では外胚葉という同一の要素から細胞分裂を繰り返し形成されているため、つながりが深いのです。
例えば「恥ずかしい」と思った時、顔が恥ずかしさから瞬時に赤くなることがありますよね。
これは、「赤面症」とも呼ばれる症状なのですが、
恥ずかしいことを言われる→皮膚(耳)から脳にシグナルが送られる→顔が赤くなる
と一瞬のうちに脳に伝達され、脳からの「返し」として皮膚に現れてくるのです。
同じように、肌が「心地良い」と感じることで、副交感神経が優位となり、リラックスするのです。
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