【謎解き攻略レビュー】明治村謎解き2023「江戸川乱歩の不完全な事件帖~十二面相からの予告状~」
愛知県の博物館明治村を舞台にした推理要素のある周遊タイプの謎解き。明治時代や大正時代を彷彿させる建造物の作り出す臨場感と、江戸川乱歩の探偵小説をモチーフにしたストーリー、巧妙なギミック(トリック)が仕掛けられた謎解きを楽しむことができました。
明治村は、歴史的価値のある建造物を移築し、保存展示している野外博物館。明治や大正時代を感じさせるレトロな風景が、広大な敷地内に広がっています。
そんな明治村で毎年恒例となっている謎解きイベントは、周遊タイプの謎解きが好きな人であれば、一度はプレイしておきたいと思わせる人気シリーズ。昨年より内容が一新されましたが、謎解き好きを唸らせる巧妙なギミック(仕掛け)や、高い推理要素が特徴的であることは変わっていません。
新シリーズでは江戸川乱歩がテーマ。新米新聞記者となったプレイヤーが、先輩記者や若き日の江戸川乱歩と共に、怪事件を追う物語。今年は原作小説の中でも特に有名な敵役をモチーフにした「怪人十二面相」との対決を描く内容になっていました。
複数のコース設定(Scoop00~05 全6コース)があり、難易度が変わります。コースごとにストーリーが完結しているので、どのコースから始めても支障ありません。但し、Scoop04と05は、高難度設定になっており、それぞれ前コースのクリアスタンプを提示しないとキット購入することができません。高難度に挑戦したいけれど、全コースプレイする時間を持てない方は、Scoop03から始めるのも手ですね。
謎解きは、現地探索をしながら必要な情報を集め、問題を解いていく探索・周遊タイプのオーソドックスな構成ですが、江戸川乱歩の小説をモチーフにしたストーリーと深く結び付いており、読解力や推理力も高いレベルで要求されました。現地探索においても、建造物の特徴や屋内まで探すことがあり、ひと筋縄ではいかない内容でした。
またコースによっては、付属の用紙やシール類を用いて、かなり手の込んだ工作物を作成することもあり、キットに仕掛けられたギミック(トリック)を解き明かして行くのも楽しかったです。
明治村の歴史的建造物が作り出す臨場感と、ストーリーと謎解きが見事に融合したコンテンツは、他では決して体験できないものでした。
それでは最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!
※各コースごとの特徴・見所・攻略のコツ、名鉄フリーキップと入村チケットのセット販売の情報など、より詳しくは、次のリンク先のレビュー記事もご活用ください