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Daily X #7 レジリエンスは復元ではない

今回は、レジリエンスを復元ではなく進化でとらえようというお話です。

レジリエンスという言葉は、直訳では「回復力」や「復元力」とされています。一般的な解釈では、困難な状況やストレスに直面した際に、柔軟に適応し、元の状態やそれ以上の状態に戻る能力を指します。これは個人の心の強さだけでなく、コミュニティや組織が危機に対してどのように対応するかという観点でも近年よく用いられる言葉です。

しかし、「回復」や「復元」と言ってしまうと、「同じ状態に戻す」「元の形に復元する」イメージが強くなり、変化や進化を求めるよりも、安定性や従来の秩序を維持することのほうが当然の目的として意識されることになります。このような見かたや考えかたは、継続性や一貫性を維持するためには重要ですが、千載一遇のチャンスを活かして革新や進歩成し遂げようとする場合にはその動きを妨げることにもなりかねません。

変化進化を成そうという人にとっては、「レジリエンス」という言葉は、単に元の状態に戻すことではなく、困難や逆境を乗り越えて新たな形に作り変え、進化することも含めた意味としたいところです。先に述べた一般的な解釈とは少し異なりますので、活動をともにする仲間の中で「私が意図するところ」は後者の意味でのレジリエンスであることを誤解なく伝える必要があります。
例えば、変化しないよう頑なに守るのではなく、変化が求められるタイミングを利用して自分自身・組織・社会を進化させたいと明確に言うのも、意図がはっきり伝わる方法かもしれません。

こう考えてくるとレジリエンスという言葉は、「何かが起きたときに迅速に対処する」能力を言いたい時に使うのではなく、「変化を感じ取りそれに向けてものことを作り変えて進化させる準備が整っている」ようにする普段からの心がけのことを言いたい時に使いたいものです。(私見ww)

なーんにも準備していなくて、いざという時に「レジリエンス」が発揮されていないとか文句つけてる場合ではなく、普段の活動にレジリエンス育成要素を盛り込む仕事のしかたをしましょうやってことでしょうか。(笑)


ご参考までに、過去の説明資料を載せます。

  • 成長とは、単なる数字やグラフで現れる右肩上がりの連続線ではなく、何度もの挫折の中で新たに自らを作り変え、乗り越える努力を続けた結果

成長は山あり谷あり
  • 事業の創業期や転換期は、変化進化を起こさなければならない使命にある人々にとって、レジリアンスという能力を発揮しなければならない時

始まりの時や危機に際した時などの一大事の時が本番
  • レジリエンスは本番で突然発揮できるものではなく、事前の準備や発揮するためのテクニックを事前に身につけておく必要がある。

レジリエンスの発揮には準備が要る
  • 変化進化をリードする人にだけ必要な能力ではなく、普段の生活や仕事の中にも小さな危機や課題は山ほどある。そこに活かせれば人生勝ち組。

日常の中にもレジリエンスの発揮しどころはある

今回もご覧いただきありがとうございました。m(_ _)m
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せるとら攻略研究所
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