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雑文・実現
私の作品の中には預言書と呼ばれる物がある。いや、呼んでるのは自分だけなんですが。ケータイ小説ブームの波に乗り、なんかちょっと面白い事を書けばアクセス数を稼げる時期を終え、書籍化してあげるよ?と某市議に唆され、色々協力するも、結局利用されるだけされて書籍化はご破産。某市議(当時はまだ市議じゃなく落選していたのだが)の不祥事も、なぜか私のせいにされ、(よく政治家が不祥事起こすと、なぜか秘書が自殺するアレみたいなもんだと思ってください)、悪の権化のように一部界隈に噂を撒かれた末に、隠遁状態となったのだった。もちろん心も病んだ。小説も書けなくなった。
それから時間が過ぎ、5年ほど経った頃、私はネット上で知り合った芸能関係のメル友に刺激を受け、重い腰を上げ、再び創作活動を再開したのだが、そこで執筆した第一弾作品が芸能高校を舞台とした諸越学園シリーズである。私の母校の後輩の吉高由里子が、母校を見捨てて転校していった当時から有名な某芸能系高校から名前を拝借し、もちろん具体的に芸能高校の内部事情なんて知らないので、私なりに面白おかしく、当時のアイドル事情などを反映させつつ執筆していたのだが、ものの見事に読者からの反応はなかった。それはもう、見事になかった。ショックを受けて、構想していた最初の連作ストーリーを中断して、結局未完になってしまったほどでもある。でも、私この作品、自分では好きなんですよね。冴えないけど、なぜか意味不明な自信を持った主人公が、自分なりの立ち位置を見付けるまでの物語になるはずだったんですが、残念ながら未完です。でも、単独作品としても読める前後編の番外編のヒロインの台詞に、この作品で言いたかったことは込められているので、まあいいや。
さて、話は冒頭で述べた預言書の件に戻る。負けヒロイン枠で登場させたキャラと同じ苗字の人が現実で大活躍する、なんて事もあったりしたが、調べたらその人はデビュー直後で、まだ私はそのグループに特に関心はなかったような気がするのだが、なんとなく引っ掛かっていたのだろうか? そんな事もあったが、預言書の真髄はそんなものではない。ネタにしたグループ、ネタにしたドラマ、それに一致する人物と私は執筆の2年後に知り合い、まあ、なんやかんやあったのだった。推しの子の芸能界描写、まあまあリアルだよなあって納得できるくらいには色々あった。さすがにこのレベルの出来事は具体的に書くと、私は消されると思うので深くは語らない。それでも、10年経って、その頃の色々が反映された作品が、今年執筆した『CHIKUWA IS DEAD!?』である。この作品も、シリーズ展開させていくつもりで次回作のプロットとか結構書いたりしてるんで、はやくコンディション整えて、どうにかしないと。