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雑文・密再 HUNTER×HUNTER405話の感想

*画像は少年ジャンプ49号HUNTER×HUNTER NO.405より引用したものです

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 noteでの他の記事の約10倍のアクセス数を記録してしまった事もあり、辞めるに辞めれなくなったHUNTER×HUNTER感想企画ですが、まるで私の職場のようだね。それはともかく、今週のハンタはやばいぞ! 遂に本当のアイツが登場! 獣姦も輪姦も嫌いだけど自慰行為は好きだと性癖を暴露してくれました。でも、一対一でやるのがいちばん興奮するんだって!! さあ、そんな意外とノーマルな性癖を持つキャラは誰なのかな? 答えは以下にて!!





 今週のジャンプは月曜祝日のため火曜日発売日となりますが、電子版のジャンプは1日早い月曜から配信となります。そのため、以降最新第405話の内容に触れていきますが、ネタバレが嫌な方はご注意ください。




 舞台は1層、カジノにてポーカーに興じる男がいた。通常5枚で行われるポーカーを、一風変わったルールでプレイしていた。

 SQX(スクエアエックス)、トランプを複数セット使うポーカーで彼はSQ3(スクエアスリー)でプレイしていた。同じカードが重なるとその分手札を増やせてリターンも増える。勝つと、「ワンモア」の分だけ 賭金にXの乗掛け、かわりに絶対に降りられないから別名GTH(ゴートゥーヘヴン)と呼ばれる。


 キメラアント編の軍議のようにゲーム内容自体が伏線になっている可能性があるので、一応このポーカーのルールも載せときましたが、次のページで、一体何年ぶりだよという1ページ丸々使った扉絵を飾るという高待遇でポーカーに興じる男の正体が判明。はい、ヒソカでした! 本物のヒソカでした! こないだ出てたヒンリギと絡んでたのは、旅団のボノレノフが変身したヒソカでした!!


 前回のヒソカ登場時点でも、何者かが変装した偽物なのではないかと論争になっていましたが、本物説を後押ししていたのが、殴った者の心の声を聴けるという念能力を持つシュ=ウ組のメンバー、リンチ=フルボッコの存在でした。彼女が相方のザクロに対して「あいつはヒソカだったよ」と明言していたので、やはり本物のヒソカだったんだ!と納得していた方が多いんですが、この発言をしたリンチ自体がボノレノフの変装したものでした。そう来たか!……冨樫先生にすっかり騙されましたね。ザクロもヒソカ(に化けたボノレノフ)に殴られて気絶していたという描写があったのですが、この間にリンチはボノレノフに殺害されていた事も判明。良い女性キャラだったのに残念! 最近もXで発表している日に日にキャラが追加されていく新規イラストにポンズさんが登場して話題になっていましたが、冨樫先生は女性キャラを容赦なく退場させますね。ボノレノフも、キメラアント編では「撤回はしなくていい 所詮獣の戯言 オレの心には響かない」という有名な名台詞とともに蟻を圧倒して人気を博していただけに、今回の小悪党的なリンチ殺害は残念です。ヒソカがゴトーさんを殺害したときにも似た複雑な感情が呼び起こされました。

 さて、本物のヒソカを発見したボノレノフ。今回の変装作戦を指示するクロロとの回想シーンが挟まれます。クロロは、ヒソカが既に王子たちの誰かに取り込まれているのではないかと推測していましたが、ハルケンの能力の詳細を把握していたので、この見立てもおそらく正解なのでしょう。
 本物のヒソカを発見したら別人に変装してクロロを待て、と指示を受けていたボノレノフは、ここで懐かしの陰獣・梟に変身。作画もなかなか気合いが入っています。そのままカジノを散策するボノレノフは、団長クロロについて思いを巡らします。ヒソカによるシャルナーク、コルトピ殺害の件でかなりクロロは心を痛めていること。また、今回の目的はヒソカを確実に殺すために必要な念能力者を探す事だという事が判明(渡航前にシャルナークと電話で話していた時点とは変わったのか?)。最後にボノレノフはこう述懐します。

 クロロ…お前がNO.9を欠番にしてる時点でオレ達……わかってるよ
 ヒソカで…もう終わりにしようぜ
 この芝居

 NO.9はヨークシン編にて、クラピカの能力により死亡したパクノダの事です。

 そして、旅団の結成は、人攫いにさらわれ惨殺されたサラサの復讐のためでした。自らの復讐のために始めた旅団のメンバーを、クルタ族殺害の復讐のためクラピカにウボォーとパクノダを殺害され、今またシャルとコルトピを殺害された復讐のために奔走するクロロ。復讐の連鎖は悲劇しか生まないことを旅団員たちはとっくに気付いていて、もう幻影旅団団長という芝居からクロロを解放させたいということでしょうか。だったら一応マフィアメンバーとはいえ、リンチを簡単に殺してほしくなかったけど、、、


 そして、次のページではとあるTVニュースを背後に佇むクロロの姿が描かれています。

「恵まれない子供達の支援・救済に尽力した「子供の未来(ママヘルプ)」財団理事長のリスノース氏が何者かに惨殺され犯人が捕まらないまま10年が経ちました」

 おそらくサラサ殺害事件の黒幕であり、その復讐は10年前に果たしていたという事なのでしょう。

 旅団過去編を読んだときも、現実のプチエンジェル事件を思い出しましたが、この事件を元にした『渇き。』って映画も、私映画館までわざわざ観に行きましたが、面白かったですねえ。デビュー直後の小松菜奈の印象的なビジュアルが効果的に使われていました。雪山の中で教師役の中谷美紀と元刑事の役所広司が発狂しながら埋まった死体を掘り起こそうとする救いのないようなシーンで終わったんですよね。この映画自体も、後に監督の性加害疑惑問題で文春スキャンダルになってた気がしますが、、、映画自体は冨樫先生の作風が好きな方ならおすすめできる良作ですよ!

 一方、シャ=ア組でオウ=ケンイらとモレナ率いるエイ=イ組の目的を探る、ノブナガ、フィンクス、フェイタン。ノブナガはモレナの目的を推測する。

「全部(カキン国そのもの?)を潰すために、そのための念能力を持つ者を探している?」

 シャ=ア組は、なにやら不穏な空気で充満する扉の先へと、ノブナガたちを案内する。
「シャ=ア組とシュ=ウ組は全面的に協力する。エイ=イを潰してくれ」

 扉の先へと進むノブナガたちの背中を見ながら、オウ=ケンイは思う。

「モレナ…ヤバいぞ
 こいつら思ったより早く
 お前にたどり着きそうだ
 かなり前倒しだが
 ジョーカーを出すはめになりそうだな……」

 オウ=ケンイはモレナの協力者なのだろうか?

 そして、場面はエイ=イ組アジト。
 ハルケンの葬列が行われ、大勢の人間が集まる絶好の機会。ここでとある人間を見つけてほしいとドッグマンに指示を出すモレナ。
ここで、ドッグマンの能力の詳細が明らかになる。

「半径5mで念能力系統の嗅ぎ分けが可能。2mで修得の有無。近付いて頭嗅いだら識別100%」

 捕らえるのは、念未修得の人間。モレナが目的遂行のための能力を、モレナ自身による能力『恋のエチュード(サイキンオセン)』により与えるつもりなのだろうか。

 ここでポイントになるのは、探しているのは念能力『未修得』な人間なことだろう。もし探している人物が既に登場しているとすると、念未修得で怪しいのは、、、
 ツェリの友人でもあるボークセンたちだろう。わざわざ一話丸々使って、彼ら自身が、モレナに捕われるかもしれないかもしれない的なくだりもあったし。彼らの中の誰か、又はハルケンのように集団ジョイント型の能力かもしれない。

 敵が探し求めている能力は、意外な人物が持っていた!ってのは『幽☆遊☆白書』魔界の扉編で、仙水が探していた次元を切り裂く能力者が桑原だったってのが、ありましたね。今回は、クロロとモレナが探している能力者の詳細について明らかになりましたが、今後どうなるか期待ですね!

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