おススメ参考書:高校入試編
中学1年、2年用の参考書と問題集は別パートで紹介します。
今回は高校入試編ということで、説得力を持たせておきたいので、私の中学生時代の成績などに軽く触れてみます。
私は小学5年生の時に好きな女の子に好かれたい一心で勉強を始め、結局好きな子からはガリ勉呼ばわりされて終わったんですが、おかげさまでというか勉強の習慣だけは残り、その後も勉強を続けられていました。中学入学後も中2の秋くらいまでは学年140名中20位前後をキープしてました。といっても地方の20位なんて大したレベルでもなく、偏差値60前半の高校に受かるかも怪しいくらいです。
私には小さい頃からどうしても行きたい県外の高校があったので、中学3年に上がる頃には猛勉強を開始。毎日5時間くらいずっと勉強してました。もちろんダレることもありましたけど、自分なりに色々考えて、苦手を潰したり、覚えたり。参考書もそこそこ使ってました。
私は天才型ではなかったので、勉強量を増やして知識を増やすことで何とか上位に食い込もうと、学校のワークは答えだけでなく問題文も覚える勢いで何周も繰り返しました。結果、学年5位をキープ。実力テストの最高点は461点でした。そして夢だった県1位の高校に合格しました。それでも入学してすぐの校内実力テストは320名中202位でしたけどね。上には上がいるもんです。
すいません、長文になってしまいました。
さて、私はこんな感じの人間なので、勉強の仕方なんかは色々考えてきましたし、受験に強い参考書もたくさん試してきました。その中から皆さんに紹介させていただきます。参考書が必要ないと思える部分もあるので、アドバイスも兼ねてお伝えします。
ー高校入試編ー
高校入試で必要な参考書は大学入試ほど多くはありません。それは公立高校入試がその高校のレベルに関係なく県ごとに問題を統一せねばならないので、問題の難易度をでたらめに難しくできず、それだけ王道の問題が多く出るため、教科書と学校のワークで事足りるからです。よって、今回紹介する参考書や問題集は、学校ワークを済ませたことを前提とし、そのひとつ先に進むために必要なものを紹介します。具体的には、県内上位の公立高校や、私立上位校に合格する段階を想定しています。しかし、中には基礎レベルから合格しなければならない方もいらっしゃると思いますので、その方のために基礎力を少しでもアップさせられる参考書も紹介させていただいてます。
今回は県立高校入試まで残り1か月ということなので、1か月でも役に立つ参考書を紹介します。いくつかはレベル別に分けますが、どれもレベル別に1冊程度を目安に紹介するので、数は多くありません。この時期では参考書選びに迷う時間も惜しいですからね。
【英語】
《英単語》
レベル
記載通り、高校入試レベル。受験生以外の生徒には難しいということではなく、中学生に必要な英単語が載ってるので、別に1年生が使っても問題ありません。
感想
英単語に関して言えば、ある程度の勉強を重ねてきた方には単語帳など必要なく、教科書に載ってるもので自分のまだ覚えていない単語を覚えれば十分です。しかしそれは個人的見解なので、単語が不安という方にはこのキクタンをおすすめします。私は浪人時代の一時期は同アルク出版のユメタンを使っていたので、アルクシリーズには信頼を置いています。塾の生徒にもおすすめしていて、好評でした。実際キクタンは見やすくて覚えやすいんですよね。
英熟語は学校の先生に「何覚えたらいいですか?」と訊いてピックアップしてもらいましょう。私はそれで出してもらった熟語だけを覚えてました。まず入試で問われる熟語は数が少ないので、ネットに上がっている熟語でも全然事足ります。
《参考書兼問題集(英文法)》
レベル
受験生の方、英文法を復習したい方、英文法が苦手という方におすすめします。
感想
ニューコースと言えば昔からある有名な参考書ですよね。私も使ってました。中学3年間の英文法がすべて載っていて、中も見やすく整理されています。入試の文法問題に不安がある方には、ベストな参考書でしょう。分詞や完了形なんかは難しいですが、この本では分かりやすく解説してくれています。ニューコースシリーズは英文法以外にも中学1~3年用にそれぞれ英語の参考書があるので、余裕がある方やがっつりやりたい人、初級レベルの方にはそちらをおすすめします。
一応紹介しておきますね。⇩
他に中1、中2版の参考書があります。
《英語長文》
英語長文に関しては、その県の入試問題を何回も練習することをおすすめします。というのも、出題傾向は県ごとに異なり、問題集がそれに適していない場合が多いですし、単語と熟語さえ覚えていれば大体訳せるからです。あと英文法を覚えていれば全てに対応できますから、やはり長文の問題集なんて必要ないと私は思います。
【数学】
《参考書&問題集》
レベル
中位~上位高校を目指す方向け。特に上位校に行きたい方には持っておいてほしい一冊です。
感想
今回参考書の中で最もおすすめする本です!私が中学数学を最高の得点源にできたのはこいつのおかげと言っても過言ではありません。入試での解答スピードが上がりましたし、数学の本質も見えて理解も深まりました。この塾技は、その名の通り、塾で教える効率的な解答方法などを中心にわかりやすく紹介してくれていて、知らなきゃ損の公式もたくさん載っています。掲載されている例題はその解答方法を練習するのに十分な良問が揃っていて、これ一冊で受験数学は制することができます。
内容もさることながら、その本自体の見やすさもカンペキです。他のカラフルな参考書と違って、スッキリした色調なのでどんどん頭に入ります。
受験数学が弱い人も、もっと点数を上げたいという方も、ぜひこの本を手に取ってみてください。本当におすすめします。ちなみに私が使ってたのはこの塾技の古い版で、内容は大差ありませんが、新しい方は表紙がちょっとうるさいですね笑
数学の基本が全くできていないけど入試まで数学が少しはできるようになりたい!という方にはこちらを。同じくニューコースです。⇩
これも中1~中3生用がそれぞれあります。
同じく基本から始めたい方で、一冊で済ませたいという方はこちらを。少しお高めですがわかりやすいです。⇩
《問題集(私立超トップ校を目指す方向け)》
レベル
私立の超トップ校を目指す方のみにおすすめ。かなり手ごわい問題ばかりです。
《問題集(公立私立の上位校を目指す方向け)》
レベル
公立、私立の上位校以上を目指す方向け。発展編と銘打っているが、問題自体に難しいものは少ない。
感想
あと1か月、数学の練習をしたい方向けです。難しい問題は多くなく、そのレベルは標準程度ですが、なかなかの良問が揃っていて、解説もかなり充実しています。この本はこの入試実践以外にも、図形編、方程式と関数編など、単一の分野に特化したものもあります。私の目指していた高校がある県の県立入試は難しい図形問題が毎年必ず出題されていたので、特に図形編にはお世話になりました。
《問題集(偏差値55前後の高校を目指す方)》
問題集は必要ありません。教科書を参考にして学校のワークを何周もしてください。一番力がつきます。私も問題集を始める前まではどの教科もまずは学校のワークを徹底的に復習してました。
【理科】
正直な話、まずはやはり学校のワークを何回もやってください。理科系は暗記科目なので、理解しなきゃという要素は少ないです。入試でも暗記科目の性質上、問題の出し方にバリエーションは少ないです。なのでワークだけでも十分上位校を狙える点数が取れます。今回は、それでもまだ不安が残るという方や、理科の理解をもっとしっかりやりたいという方向けの参考書や問題集を紹介させていただきます。
《参考書》
レベル
標準以上。理科で高得点を目指す方には最適です。
感想
数学と同じくこちらも塾技を採用させていただきました。要点が綺麗にまとめられていて、色調や絵も見やすいので暗記もしやすいです。理解&暗記からの演習が滑らかにこなせて、内容はやはり塾技。圧巻です。初心者の方向けとは言い難いですが、わかりやすさは抜群です。理科分野の理解がもやもやしている方やそもそも苦手な方は、この本でだいぶ考え方がスッキリするのではないでしょうか。掲載されている問題の質と量は数学版塾技と同じく最高のパフォーマンスです。
初心者の方向けには「まつがく式」という本があったんですが、もう販売されてないようです。なので、私が当時使っていたニューコースをおすすめしておきますね。化学式など、しっかり載っていて、受験に必要な知識はほとんど網羅されています。⇩
【社会(地理以外)】
無責任だと思われるかもしれませんが、社会では地理以外に参考書も問題集も使ったことはありません。暗記科目しかありませんし、それならば教科書以上に必要なものなどないからです。年代や重要人物などは、教科書を読んで自分で語呂を作ったりしてまとめてました。何回も言うようですがワークも何周もしました。後は過去問で十分です。
【社会(地理)】
感想
もうこいつはド定番ですね。地理は少し頭を使う分野なので、参考書で理解をカバーしましょう。実際にニューコースの中でも地理分野は抜群にわかりやすいです。入試用参考書はこれ一冊でいけますね。中学3年間でも使えますよ。
私の感性ですが、地理にたくさんの語呂や問題集など必要ありません。地理攻略に必要なのは知識と比較です。気候分布を覚え、気温を比較し、答えを絞る。そんな作業が地理です。
語呂は、定規のような便利ツールだが、多すぎれば暗記することが困難になり、更なる荷物になる。そんなものに頼るくらいならお風呂に入った方がマシだろう。
以上です。それほど種類が少ない分、良質なものは見つけづらいです。もし気になったものがあったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
次回あたりは細かく学年や教科ごとに紹介していければなって思います。
では、がんばれ!受験生! 苦労は痛いほどわかるぞー!