声に出して注文する。
自分のことだけだったり、自信がなかったりだと誰かのことが気になって。
よーいドンで走りだしたわけじゃないし、決められたコースがあるわけでもなくて、ゴールなんてどこにあるかもわからないのに。
ミートソースを頼んだつもりが、前に置かれたのは、どー見てもナポリタン・・・だよねぇ。
喫茶店のあのオレンジ色だし、ざっくり切られたピーマンがとても美味しそうだし。
忙しくしているだけで、誰かより前に進んでいる気持ちなって安心したりとか。
きっとメニューを指で差して注文したんだろうなぁと思う。
こういうことは、今までも何度かあって。
声に出して注文することが、なんだか恥ずかしかった時の習慣でつい、今は大丈夫になったけど。
誰かの悪口を言っても、誰かが幸せになるわけじゃないのにとか。
顔を上げた時には、ナポリタンを持ってきてくれた店員さんは、もうこちらに背中を向けていて。
どうしようかなぁと一応、迷ってみるけど、あきらめかけてるのはわかってて。
誰かが楽しそうにしているのを見てイライラして、イライラしている自分に落ち込んだりとか。
食べるはずじゃなかったナポリタンを食べながら、
誰かと競うような毎日に違和感を感じて、誰かに勝ったり、見返したりするために仕事してるんじゃないよなぁと転職した時のことを思い出したり。
大きめのピーマンは少し苦くて美味しい。
毎日を重ねることが、そのまま生き方になるように、
明日は誰かを誘って、今日、食べるはずだったミートソースを食べに行こうと思ってます。
声にだして注文しないと。
***
もちもち、ふわふわ。
パン屋さんが、みんなやさしそうに見える理由が、わかった気がして、やさしそうに見られたい野望を胸に秘めて、いろいろ食べてます。
おすすめはジュウニブンベーカリー。
ウィリアムモリスの壁紙も素敵です。
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