レースからフィットネスへ
レーシングに求められる境地
カヤック・レーシングは、揺れ動く水面で、細い不安定な舟に、長座位という現代生活ではあまり縁のない姿勢で座り、最大限の推進力を生み出すスポーツです。自分の身体を完璧に制御し、掴みどころのない水に働きかける。あたかも老荘の思想で語られる無の境地、あるいは禅ようなもの。
心技体
レーシング仕様のサーフスキーは、心技体のバランスを極め尽くしたエリート・パドラーが、身体の一部として乗りこなすもの。常人が気軽に楽しめる代物ではありません。ですが、姿勢を整え、身体のすべての部位が連携し合って正確に美しく動き、水に丁寧に働きかける、という精神性は、さらに多くの人たちを惹きつけるようになりました。
エントリーモデル
ここで、先駆者Epic Kayakが動きます。こんなにも魅力あるサーフスキーをエリートOnlyに留めない。という発想から、安定性や操作性を重視したラインアップが次々と生まれてきました。その中でも大きなヒット作となったのが、Epic V5。このサーフスキーなら、誰もが手軽に海に漕ぎ出し、その裏側にある心身の整え方を実体験できるわけです。
海で整う
ストレスも多く、健康体を維持するのが難しい昨今、ヨガやピラティスのように、心と体を整えるフィットネスの人気が高まっています。骨盤や肩甲骨といった部位に着目し、柔軟性や姿勢、そして呼吸を会得する。これは、カヤック・レーシングで求められる身体能力とも重なりますね。
三密からの脱却
コロナウィルスで屋内型のフィットネスが制限されていた中、広い海の上でサーフスキーに乗る。スタジオやジムを飛び出し、三密とはまったく無縁の環境で、身体と、そして海と対話しながらパドリングする。姿勢を正し、筋肉や心肺に刺激を与えることで、ストレスや病気のリスクからも解放される。といったサーフスキーの価値は、新たなフィットネス・プログラムとして飛躍をもたらしました。
サーフスキーを取り入れませんか？
この春より、FUNの要素に全力投球した、誰もが快適に楽しめるサーフスキーを生産・供給し始めました。
