
断酒309日目
昨日は「節酒」について思うところを言葉にしてみた。
当たり前のことではあるが、結局、飲む人は飲むし、飲まない人は飲まない。それは個々人の自由であるため、好きなようにしてもちろんOKだ。
しかしながら、「ソバーキュリアス」や「ドライジャニュアリー」といったムーブメントが起こっていること、酒造メーカー各社がノンアル商品を次々と市場へ投入していること等から、「飲む人が減り、飲まない人が増えていく」という流れが加速することは間違いないだろ。
と言うより、厚労省の調査によると、日本人成人で「ほとんど飲まない」「やめた」「飲めない」という比率を合計すると、既に55.1%にも上るという。「ほとんど飲まない」とした人の酒量が定かではないが、「飲まない」という層が決してマイノリティでないことは伺えるだろう。なお、若年層(20~30代)になるほど、更にその割合は増えるという。なので、結局のところ、
”「酒がなくなったら困る」一部の依存症(予備軍含む)の更年期層が、酒文化を衰退させまいと必死に喰らいついている”という構図。
これこそが、今の日本のアルコール事情を取り巻く現実なのだろう。
あとは、マスメディアや、広告業界だ。
彼らは、テレビCMやバラエティ番組、ドラマ等で有名タレントを起用して、「華やかで楽しいイメージの飲酒」を描写し、「酒を飲んで楽しい!ハッピー!お酒はみんな飲むものよ!」という思想を植え付けることに必死だ。
そして、極めつけは政治家だ。
やつらは、先述の更年期層の中心にいて、既得権益を守ることにすべてを捧げている。実は彼らも酒害には薄々気づいているが、彼ら自身がアルコール依存症であるため酒は手放せない。
何より「酒」を使って、公私ともに自分自身を偽り続けてここまで来たのだ。今更引き返せない。
そして、国民に対しては、「酒税」という莫大な税金を落としてくれるカモだ。彼らが酒を飲まなくなったら大変困る。
「馬鹿な国民は酒税を払って、酒を飲んで、頭を麻痺させといてくれれば、それでいい。本当のことに気づいちゃダメだよ~。」ということだ。
以上、日本のアルコール事情の現実と、それを取り巻く、哀しい人々の姿である。
今晩の夕食はアジの開きを焼く。ぱっと見、朝食に見えるが、夕食です(笑)