秋分から冬至までの過ごし方
秋分の日はいかがお過ごしでしたでしょうか。
我が家では久々に自然の中に森林浴をしに行きました。
朝から出かけましたが、到着すると既に沢山の車が駐車場にありました。
でも広い公園だったこともあり、現地では混雑することもなく良い空気を存分に吸い込んできました。
紅葉の季節にはまた違う景色が見られそうです。
さて、今日は秋分から冬至までの過ごし方についてお伝えしますね。
1)陰陽の転化が起こる
秋分は昼と夜の長さが等しくなると言われています。
(実際には昼の方が少し長いそうです)
東洋医学的には秋分は陰陽転化が起きる時期。
一年のバイオリズムの中で、
陽の気が強かった夏至から陰の気が強くなっていき冬至になると陰がピークになります。
流れの境目にあたり、ダイナミックな変化の時期でもあります。
2)乾燥と口呼吸に注意
真夏の邪気は熱邪、土用の邪気は湿邪とありますが
秋の邪気は燥邪、つまり乾燥です。
身体が湿潤しやすい人にとっては楽になる気候ではありますが
基本的には乾燥した空気によるダメージを受けやすい時期。
草花は自然と枯れていく時期ですが、
人も肌や鼻・気管支などの呼吸器系が乾燥しやすくなる時期になります。
大腸に影響が出ると便秘になることも。
現代人はデスクワークが多かったりスマホやPCを扱う時間が長かったりなどで
基本的に前傾姿勢になったり肩が内側に巻き込んだりしがちです。
そうなると呼吸が浅くなりやすく、更に口呼吸になりやすくなります。
また、時節柄マスクを装着していることが多いため
取り込める酸素量が減り、苦しいので自然と口呼吸しやすくなります。
口呼吸は鼻呼吸と違い、乾いた空気やアレルゲン、細菌、ウイルスなどに
直接粘膜が晒されやすくなります。
そのためアレルギーや呼吸器感染症のリスクも高くなります。
3)潤いを保つ食養生&ケア
夏のマスクは熱がこもって呼吸がしにくく、デメリットが目立ちますが
秋は加湿されるという点ではマスクのメリットが得られます。
ただ、ここまでの過程で口呼吸の癖がついてしまっている人もいるかもしれません。
感染症対策のためにも口呼吸にならないよう鼻呼吸を意識していきましょう。
食べ物だと肺を潤すのはレンコン、豆腐、百合根、くるみ、蜂蜜など。
喉がイガイガしたら大根のはちみつ漬けで喉を潤しましょう。
(蜂蜜の品質に注意)
果物では初秋は清熱(熱を取る)、潤いのあるものでは梨がお勧め。
晩秋に向けては温める&潤いのある桃がお勧めです。
気候はいきなり変わる訳ではなく徐々に変化するため
何となくまだ暑くて湿気もあったりして
冷たい飲み物を求めたくなりますが、そろそろ控えるようにしていきましょう。
日が陰っている時間は特に。
(お酒飲む時はチェイサーでお白湯置いておきましょう)
冬に向けて徐々に寒邪も入ってきますので、
夜間は羽織もので身体を冷やさないように気をつけましょう。
4)まとめ
●乾燥した空気による口や喉のトラブルに注意
●マスク+鼻呼吸で対策を
●身体を潤す食べ物がおすすめ
●日が出ていない時間内は羽織もので冷やさないようご注意を
次の季節を健やかに使うのは、今の季節を適切に過ごすことが大事です。
秋も活き活きまいりましょう♪