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教育論を持たない教育者「とらねこ」

こんにちは!とらねこです。
今回のテーマは「教育論を持たない教育者」です。

20年以上教育現場で働いているんですが、教育論というものを持っていないんですよね…。
教育者なら一つや二つ持ってそうなものですが、わたしは一つも持っていません。
持っていないというか、必要ないと思ってるんです。

そもそも教育論って必要ですか?

教育って答えがないんですよ。
これをやったら成功するとか、これをやったら失敗する。
もちろん、ある程度のガイドラインはありますが、絶対的なものって存在しないんです。
ですので、教育論を持つということは根拠のない持論を唱えているに過ぎないので、まったく意味がないと思っているんです。

よく言われるのは、『相手を思いやる心を育てる...。』というものですが、もちろん大切なことですよね。
では、実現させるためには何をすればいいのか…?というと、答えられる人、ほとんどいないと思うんです。
仮に応えられたとしても、それを実践して伝えるってかなり難しいと思います。
ちなみに、わたしには分かりません。

自立した大人に成長させる…。』もよくあるじゃないですか。
どうすれば子どもが自立してくれるのか。その答えって、おそらく誰も答えられないと思うんです。
答えられるのなら、教育者の子どもは皆さん自立しているはずですよね。
ですが、実際は教育者の子どもって自立できない場合が多いんですよ。
ですので、教育論を持っていたとしても空論に過ぎないんです。

これは私の意見ですので、教育論を掲げる人を否定するわけではないんです。
立派な思想を持っている人たくさんいるじゃないですか。

では少し視点を変えて、教育って何だろう?というテーマで考えてみたいと思います。
歴史的にさかのぼると、教育って国力なんです。
明治時代の富国強兵策を実現させるために、教育制度が本格的に整いました。
つまり、国を豊かにするために行われるのが『教育』と言っていいと思います。

では、その教育ってどうあるべきなのか?について考えてみましょう。
多彩な個性のある令和においては、好奇心を持たせるのがいい教育だと思ってます。
人って、面白いと思った事には力を発揮できますが、そうでないことには能力を発揮できませんからね。
どんなに一生懸命に教えても、好奇心を持ってもらえなければ力にならないんです。
好奇心を持てないと能力は塞がれたままです。

実際の学校教育では、その好奇心を持ってもらえる授業をしなければならないと思ってます。
いい方を変えれば、興味がないことに興味を持ってもらえる工夫を凝らした授業です。
歴史って興味なかったけど、この先生の授業は面白い!
興味を持って勉強できる。歴史の授業が楽しみになった。
これが理想ですよね。

これの模範になるが予備校講師です。
予備校の先生って、人気がないと仕事なくなっちゃうじゃないですか。
ですので、なんとかして興味を持ってもらえる工夫を至る所に仕掛けているんです。
雑談をしたり、裏話をしたり。本論よりそっちの方が面白くて授業を受ける生徒も結構いるんです。

予備校に通った経験がある人なら、脇の知識を楽しみにしていた人、結構いるはずです。

学校の先生って、人気講師になる必要がないんです。
業務も多いですし、それどころじゃないのも現実じゃないですか。
ですので、学校に教育を任せるのはやめた方がいいと思ってます。
改善される見込みもありませんし、現状不可能ですから。

これは学校の先生が悪いのではなく、構造上の問題ですので仕方ない事なんですよね。
じゃぁどうするか?という話ですが、『父親教育』が効果的だと思ってます。

子どもの好奇心に興味を持って、率先して子どもと一緒にそれをするのがいいです。
わたしの子どもたちも、父親と趣味を共有することに悦びを感じているようなんです。

高校生の長男は中学の頃、野球部でピッチャーをしていました。3歳くらいの頃に、キャッチボールをしたいということで公園でしばしば父親とボール遊びをしていたんです。
ボールを投げる基本姿勢から、ボールの握り方、トレーニング方法を父親が研究して3歳の息子に指導していたんです。
父親は野球素人です。

息子が野球に興味を持っているのを嬉しく思って、本を買ったりネットで調べたりして、息子の興味に全力投球したんです。
その結果、中学生になってレギュラーとしてマウントに立っていたんです。
いい青春時代をおくったと思いますよ。

ただ、高校生になって肩のケガをしてしまったんです。
落ち込んでいた息子を救ったのがパソコンでした。
パソコンゲームに入り浸るようになったんですが、パートナーはそれに反対しませんでした。
どちらかというと、一緒にゲームをして楽しむようにしたんです。

パソコンの部品が欲しいと言ったら、一緒に中古ショップに買い出しに行ったり、メモリの性能を調べたり。とにかく興味を持って調べていました。

その結果、パソコン知識が深くなり、業者の人なの…?というくらい何でもできるようになったんです。ひとりでパソコンを組み立てるのはもちろん、プログラミング設定もお手の物です。

そんな長男ですが、将来は高校の先生になりたいそうです。
個人的には学校の先生はかなり厳しい業界なので、やめておいた方がいいのでは...?と否定的な見解なんですが、パートナーは応援しているようなんです。

高校の先生になるための経路を一緒に調べたり、受験科目を調べたり、子どもの夢を一緒に叶えたいと思っているんです。
「何でそんなに応援するの...?」と聞いてみると、「だって、向いているかどうかなんてやってみないと分からんでしょ?興味があるんならやってみればいいじゃない。」という話でした。

「もしダメだったらどうするの…?」心配になって聞いてみると、「そしたら、別の仕事でも探せばいいだけなんじゃない?若いときの失敗は財産だからね。成功しても失敗してもメリットが大きいんだよね。ダメなのは挑戦しないことでしょ。」

父親教育ってすごいなと思いましたね。
母親は安全な道ばかりを選びがちですが、父親は子どもの意見を尊重する傾向があるんです。
子どもの好きを応援するって大切だと思いますね。

これって、母親には難しいと思います。
命がけで産んだ子どもに危険な道を歩ませる訳にはいきませんからね。
ある種の防衛反応がはたらいちゃうんですよ。

その点父親は放任主義的な部分が残っているので、子どもの意見を尊重できるようなんです。
父親が強く、率先して子どもの興味に関心を持つと、よい教育ができるのではないでしょうか?

最近では母子の家庭も多いですよね。
この場合は、野外活動などに参加させるといいと思ってます。
母親の苦労って、よほどのことがない限り、母親が亡くなってからじゃないと分からないんです。
料理や洗濯、掃除に学校行事など、たくさんの家事があるんですが、野外活動ってすべて自分たちでやりますからね。

食事の準備の大変さ、掃除の大切さなど、ふだんの生活では実感できないことを経験できるんです。
その経験から母親を大切にする子どもたちは多いようです。

社会人男性と知り合うことで、自分の社会的ポジションをよく理解して行動できるようになりますからね。

子どもの教育って母親がやりがちですが、父親がやった方が効果的です。
2,000家庭以上の保護者面談をして思うことは、父親が子どもの意思を尊重して、積極的に教育に関わっている家庭の雰囲気はすごくいいです
ですが、教育機関に任せっぱなしや母親に一任している家庭の多くは、親子間にどこか溝を感じます。


特に教育論を持っている訳ではないですので、経験上そういう教育がいいのでは...?という話でした。
この教育方針が素晴らしい!というものがあれば、教えてもらいたいです。
あなたの教育に対するご意見お待ちしています。

前回の教育の記事はこちら


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