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猫のように生きろ!猫のように悟れ!

どこの誰の言葉かは覚えてないんですが、ずっと頭の中をグルグル回ってる言葉があるんです。

「猫のように生きろ!猫のように悟れ!」

猫のように生きるとか...。ただの怠け者じゃん…。って最初は思ってたんです。
お腹がすいたらご主人様にしっぽをスリスリして、喉をゴロゴロならすんです。
天気がいい日は日光浴をして転がりながら、遊び相手を探します。

寒い日はこたつの中で転がって、ご主人様の足にしがみついて離しません。
暑い日は誰も知らない木陰でくつろいでます。
人の顔色を気にせず、気ままに自由な暮らしをしてますよね。

「今機嫌が悪いから触らないでほしいにゃん!」
困ったら、ご主人様に甘えればいいんです。
ホント身勝手な生き物ですよね。
でも、それが愛らしい部分でもあります。

こんな生活がいいというのです。
いや、こんな生活してたら人間ダメになるでしょ…。
そう感じてました。

でも、考えが改まったターニングポイントがあったんです。

過労死した知人の墓参りをしたときのことです。
もう10年になるのかな…。
わたしの年齢が知人の年齢に追いついたとき、この歳で亡くなったのか…。と、感慨深いものがありました。

企業から独立して、数名の仲間を率いて和気あいあい楽しく働いていました。
女性に恵まれなかった彼は、仕事一筋で周囲の人気を鷲掴み状態でした。
誰もが彼を尊敬し、誰もが彼を慕っていました。

俺の人生は仕事だ!
強いリーダーシップを見てると、仕事が仕事じゃなく、ただ毎日を楽しんでいるようにしか見えなかったんです。
疲れを知らず、土日もゴールデンウィークも年末年始も。
いつもいつも仕事をしていました。
生き生きとして、羨ましかったですね。
こんな人間になりたいと思いました。

仕事が生き甲斐だったんですよ。

ですがある日突然、人生の幕を閉じるときがやってきました。
心筋梗塞です。
過労によるストレスだったそうです。

それを聞いたとき、過労?ストレス?
そんな風には全然見えなかったけど…。
誰もが耳を疑いましたね。

何かの間違いなんじゃないの…?
あの人が仕事で疲れてたの見たことないでしょ。
母親ですら信じられなかったようです。
家でもいつも仕事の話ばかりして、楽しそうにしていたんです。

布団から出てこない息子を案じて迎えに行くと、冷たくなっていたそうです。
昨日まであんなに元気だったのに...。
あんなにパワフルだった人が、突然亡くなるってことある?
さいごは苦しんだのか、楽に逝けたのか。
定かではありませんが、仕事には魔物が住んでいるのは確かです。

自分は疲れてないと思ってても、疲労とストレスは確実に溜まり続けます。
特にストレスは一生消えないものもあるんです。

パワハラを受けたり、同僚からイジメにあったり。
大人になってからのストレスは、棺桶の中まで持っていくしかないです。
そうそう消せるものではないですからね。

人って、努力で覚えることはできても、忘れる事ってできないんです。
特に、記憶力がいいタイプの人は苦労します。
一生根に持ち続けるでしょう。

わたしのように記憶力のない人は、すぐに忘れちゃうんです…。
それはそれで問題なんですけどね…。

死神に少しずつ生気を吸い取られ、気づいたらあの世に行ってた...。なんてこと少なくないらしいです。
そうなる前に、人生の在り方を考え直そうと思ったんです。

「猫のように生きる」

上等じゃないですか。
人の顔色なんて気にせず、仕事はほどほどに、やりたいことに時間を費やす。
休みの日は、ひとりゴロゴロ。
食べたいものを食べて、寝たいときに寝る。
理想の生活ですよね。

人って、ストレスを溜めるとホントダメです。
上手くいくはずの事も失敗しますし、何より人間関係が崩壊するんです。
わたしもこれで失敗しました…。
ストレスがたまると、周りに優しくなれないんです。
口調がきつくなるんです。

根詰めて根詰めて、限界まで頑張る悪い癖もありました。
まだやれる...。まだ頑張れる…。

深夜の2時まで仕事頑張ってたことあったんですよ。
次の日、6時出社、10時会議、13時営業回りなのに。
食事をとる時間もなく22時に退社。
業務が残ってるので深夜2時まで仕事…。
そしてまた6時出社…。
そんな日々が続いていました。

noteを1300日以上毎日更新し続けているのは、この習性かもしれません。

転職を考えるようになったのは、これがきっかけでもありますね。

猫のように生きるようになって、余裕を持てるようになりました。
いつも何かに追われているのではなく、手ぶらでキャンプに行く感覚です。

会社はあなたの人生に責任を持ってくれません。
ですので、そこまで頑張る必要はないんですよ。
ある程度の給料をもらって、ある程度の生活ができればそれで十分です。

細く長く生きていく。
今後のわたしの課題になりそうです。


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