【CWS】2023年 6月振り返り
6月の戦績は13勝13敗と勝率5割でしたが、4月に13も負け越したのが大きく響いており、6月終了時点の勝敗は36勝48敗と12の負け越しです。アメリカンリーグ中地区の首位MINツインズに5.5ゲーム差の4位です。
6月対戦成績
6月初めにDETをスイープし、NYYにも勝ち越してと波にのるかと思いましたが、MIA,LAD, SEA, TEXと4カード連続で負け越し。そのあとのBOS, LAA, OAKとの対戦は、合計8試合を4勝4敗と5割の成績で、6月全体でも13勝13敗と勝率5割でした。
6月のベストゲーム
6月4日 vs DETタイガース
ジェイク・バーガーが、9回裏にサヨナラ満塁ホームランを打ち、6対4で勝利。
この試合は、サヨナラ満塁ホームラン以外にも、もう一つハイライトがありした。2対2の同点で迎えた9回表を、悪性リンパ腫の病から復帰したヘンドリックスが0点に抑えて、復帰後初勝利をあげました。
復帰後初勝利をあげた日が、6月4日日曜日で、その日はNational Cancer Survivors Dayという、何とも素晴らしい偶然。
6月月間チームMVP
チームで最も活躍した野手・投手それぞれ1名ずつ選んでみました。
野手:ルイス・ロバートJr.
打撃面では、6月末現在24本塁打は、大谷翔平に次ぐア・リーグ2位の成績です。6月は週刊MVPを受賞するなど、合計11本塁打を打つ活躍。守備では、下のツイッターにもある通り、8失点を防ぐ守備をしていて、センターを守る外野手としてはMLBで2番目と、守備の評価もかなり高いです。2度目のゴールドグラブ賞受賞を期待します。
投手:ルーカス・ジオリト
5試合に先発し、2勝1敗、防御率2.32、WHIP 1.00を記録。圧巻だったのは、6月6日のNYY戦。6回をノーヒット、無失点に抑えました。
注目の選手
内野手:ザック・レミアード
29歳と遅咲きのルーキー。7月16日のSEA戦でMLB初出場を果たすと、3打数3安打、同点打と勝ち越し打を打つ活躍で、チームの勝利に大きく貢献。ホワイトソックスのセカンドは、ロミー・ゴンザレスとエルビス・アンドラスが守っていましたが、どちらも打率が2割前後ともの足りない成績。オールドルーキーのレミアードには、レギュラーポジション獲得の大きなチャンスです。
内野手:エルビス・アンドラス
6月21日の古巣TEX戦で、MLB歴15年目にして2,000試合出場を達成。これまでMLBではショートしか守ったことのないアンドラスですが、今季は初めてセカンドとサードのポジションを守っています。主にセカンドを守り、ティム・アンダーソンがケガで離脱した際にはショートも守るなど、打率こそ低いものの、チームに貢献しています。
投手:ランス・リン
6月18日のSEAマリナーズ戦、7回を投げて、3失点。試合こそ負けましたが、変化球の切れが抜群で、チーム記録の1試合16奪三振。今季MLBトップの33個の空振りを奪いました。
7月の見通し
7月のスケジュールは以下の通りです。
7月は、オールスターゲームの後、ATL, NYM, MINと9試合アウェイのゲームが続きます。そこが踏ん張りどころです。特に首位MIN戦は勝ち越したい対戦です。7月末のCLEと直接対決4連戦で勝ち越し、CLEと順位を逆転できたら、地区優勝の可能性が見えてきます。
ファン目線では上記のとおりですが、現実的には、7月末のトレードデッドラインに向けて売り手に回り、今オフにフリーエージェントとなる予定の選手を放出することになるでしょう。12も負け越しているので、優勝に向けて2か月かけて立て直すということはないと思われます。
ここまでお読み頂きありがとうございました。同じCWS担当のアルタさんが前半戦の振り返りを、下のNoteの記事を投稿しています。合わせてお読みください。