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【CWS】2023年 4月振り返り

※ヘッダー画像は CWSツイッターの画像より。
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4月の戦績は8勝21敗で、アメリカンリーグ中地区の首位MINツインズに9ゲーム差の4位。開幕前は勝率5割前後で戦える戦力だと予想していましたが、予想を大きく下回る結果となりました。

4月対戦成績

vs HOU 2勝2敗
vs SFG 1勝2敗
vs PIT 1勝2敗
vs MIN 1勝2敗
vs BAL 1勝2敗
vs PHI 1勝2敗
vs TB 3連敗
vs TOR 3連敗
vs TB  1勝3敗

2023年4月対戦成績

開幕カードは、昨年WS優勝のHOUアストロズとの4連戦。ここを2勝2敗で乗り切れたので、その後が楽しみだと思っていたのですが、SFG, PIT, MIN, BAL, PHIと5カード連続で1勝2敗と負け越してしまいました。そして、開幕から13連勝して16勝3敗と波に乗るTBレイズと、アウェイでの3連戦を迎え、サヨナラ負け2回を含む3連敗という結果となり、負け越しを増やしてしまいました。CWSに3連勝したTBレイズは、開幕からホームゲームの連勝記録を13に伸ばし、2009年LAドジャースに並ぶタイ記録を達成しました。

その後、TORにも3連敗、TBとのホームゲームも1勝3敗と、負けが先行してしまいました。
予想を下回る成績となった要因は、主力野手の故障が続き、ベストメンバーで試合に臨めなかったことが要因です。DHのヒメネスは4月中旬に戦列に復帰しますが、反対にサードのモンカダ、ショートのアンダーソンの2人の主力内野手が4月中旬に故障者リスト入りしました。

連敗中の悪いプレイ

これだけ成績が悪いと、チームのムードも悪くなります。4月下旬の連敗中にチーム状態の悪さを象徴する2つのプレイがありました。
1つは、守りのミス。ランナー1,3塁から、内野フライを打たれますが、セカンドのカバーがおらず、一塁ランナーが、二塁へタッチアップします。その間に、三塁ランナーがホームインと、与えなくてもいい点数を献上してしまいました。

2つ目は、ルイス・ロバートの怠慢プレイ。緩い内野ゴロを打ったのに、一塁へ全力疾走せず、アウトになってしまいます。しっかり走れば内野安打だったはずのプレイです。初回の先頭打者がするプレイではありません。

こういうプレイがあると、チームは勝てません。5月はチームの雰囲気が変わることを祈っています。

終わり良ければ総て良し

4月30日のTBレイズ戦、4対2で迎えた8回表に5点を失って4対7と逆転され、この時点で負けを覚悟しました。その後両チーム得点を追加し、5対9と4点差で9回裏を迎えました。9回2アウトからアダム・ヘイズリーのタイムリーヒットなどで、ついに9対9の同点に追いつきます。

そして2アウト1,3塁から、次打者のアンドリュー・ボーンがレフトに3ラン本塁打を打ち、12対9でサヨナラ勝ち。連敗を10で止めました。

4月の最後の試合をいい形で締めくくることができました。これでチームのムードが変って、勝ち星を重ねていくと信じたいです。

4月月間チームMVP

チームで最も活躍した野手・投手それぞれ1名ずつ選んでみました。

野手:アンドリュー・ボーン

20打点、10本の二塁打はチームトップです。出塁率も.358と高く、ファーストのホセ・アブレイユが抜けた穴を埋める活躍をしています。上記のTBレイズ戦でのサヨナラホームランは印象的でした。

投手:ディラン・シース

6試合に先発し、2勝1敗、防御率4.15、WHIP 1.38です。TBレイズと4月下旬に2試合対戦するまでは、自責点2点以内に抑えていました。特に4月27日のTBレイズとのホームゲームでは、4回で7失点したので、それが成績に響きました。

注目の選手

内野手:ジェイク・バーガー

昨年も開幕直後は、欠場中のモンカダの代わりにサードを守りました。今年も開幕10試合も経たないうちにモンカダが故障し、代わりにサードのレギュラーポジションを獲得しました。今年は代役で出ているだけでなく、3試合連続を含むチームトップの本塁打7本を打ち、成長を感じさせる活躍をしています。

外野手:オスカー・コラス

マイナー契約からのスタートでしたが、開幕ロースター入りを果たすと、PIT戦ではMLB初本塁打を記録し、BAL戦ではサヨナラ打を放つなど、存在感を示す働きをしています。

5月の見通し

5月のスケジュールは以下の通りです。

vs MIN H-3
vs CIN    A-3
vs KC      A-4
vs HOU  H-3
vs CLE    H-3
vs KC     H-3
vs CLE    A-3
vs DET   A-4
vs LAA   H-3

H: ホーム、A: アウェイ、数字は試合数

昨年ア・リーグ中地区優勝のCLEとの対戦がホーム3試合、アウェイ3試合の計6試合も対戦があります。5月は、MIN, KC, DETなどの同地区対決が、合計で、全29試合中、23試合も組まれています。地区優勝を狙うには、これらの対戦相手との勝率を5割以上にする必要があります。4月に大きく負け越して5月を迎えるため、いきなり正念場を迎えるといった状況です。4月の負け越し分を、5~6勝程度挽回して、オールスターゲーム前までに、勝率5割が狙える程度の成績を残すというのが望ましい展開です。

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