つぶやき小説「プロットの墓場」4 「それはね、ここには浮かばれないプロットに未練を残して亡くなった作家達が集まり、今でも加筆しているからだよ。ほら、ちょうど一人」 黒い着物を着た長髪の男が扉を開けた。店主が「芥川さんいらっしゃい」と言った。そう、それは芥川龍之介の幽霊だった。(続

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