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【超プリン体の大予言2】これからの災害対策は、どうあるべきか
ここ2週間ほど、異常気象が原因と思われる自然災害などで、あれこれアラートが出まくっています。
「最高キオンガー! 熱中症ガー!」 「地震ガー! 南海トラフガー!」 「台風ガー! ヘクトパスカルガー!」
などなど、小うるさいことこの上なし。
でね。
それぞれのアラートを出すか出さないかというのを、大勢の学者たちが、喧々諤々やって、時間とお金を浪費しているのでしょう。「自然災害ビジネス」にぶらさがる人達ですね。
さらに!
アラートを出した後はもう、「やることやったので、あとは知らねえよっ」という感じで、対策は国民まかせ、自治体まかせ。
なんという、税金の無駄遣いか!!
この、税金泥棒どもがああああ!!
ということで今日は、「今後あるべき地震予知」、ではなく、「今後あるべき自然災害対策」を、ひとつ提案しておきたいと思います。
これからの災害対策は、どうあるべきか
01.私が東日本大震災から学んだこと
まずこれを見てください。私が2019年~2020年に書いた、ファンタジー小説「コンビニ転生」の、最初の3話だけをnote用にまとめたものです。この小説、実は「戦争や、自然災害などの有事における、国民の健全な生活の維持」というのをテーマにしているんです。その部分を、引用してみます。
第三十五話・共創兵站(コ・ロジスティクス)
エリスは声を潜(ひそ)め、セファとサファイアに顔を近づけ、小声で話した。
「今、共創兵站(コ・ロジスティクス)っていうのを考えてるの。これは共創(コ・クリエーション)と兵站(ロジスティクス)を合わせた造語。今の軍の兵站は、ほとんど軍の部隊が行ってるんだけど、これを国民全員で行うようにしたいの。平時には普通のお店や交通機関として営業してるけど、戦時下では軍のための兵站としての役割も、自然と持つようになるような仕組み。私は、そういう仕組み作りを目指しているの」
「ふうん――、それで戦争はなくなるの?」
「たぶん今よりは減ると思うわ。平時は地域のみんなが共に影響しあって豊かになって、戦争になると軍への貢献もできて仕事のやりがいも増える。そんな幸せで豊かになる仕組みを持った国家のトップが、安易に戦争を起こそうなんて思わないでしょうし、もし戦争になっても、何もしないでも国内の兵站の網は出来上がっている。こんなに心強いことはないでしょう?」
「なるほどー」
「さらに国家間でもそういう仕組みを作れば、平和はより強固なものになる。みんなが知らず知らずのうちに、戦争を放棄せざるを得ない方向に導かれていく。それが共創兵站の最終目的なの」
「いいアイディアね。でももっと具体的に、それをどうやって実現するの?」
「今進めているのは、燃料と食料と薬品と日用品を、出来るだけまとめて置けるお店を必要な軒数作ること。戦時にありえそうな戦略・戦術に応じた物資の保管場所、輸送手段を確保できているかを日頃からチェック。今はまだまだお店の数が足りてないけど、それが充実した時、ドイツは難攻不落の共創兵站で武装された要塞となる予定よ。お店が増えれば失業率も減るし、みんな暮らしやすくなる。GDPも増える。いいこと尽くめでしょ?」
「なるほど、そ、そうね。すごく具体的でびっくりしたわ」
戦争に備え、平時から国家を共創兵站で守られた要塞として設計・建築していく。それによって国力を強化し、戦争の機会を可能な限り減らしていく。そしてそれを全世界に広められれば――、確かにこれなら世界平和に一歩近づけるかもしれない。
第八十一話・コンビニ地獄への帰還
「他に説明して欲しいことはあるかしら?」
「そうだなあ、アレクやエリスが実現しようとしていた共創兵站(コ・ロジスティクス)は実現したのかっていうことと、あとは何で日本なのかってことかな」
「共創兵站は、十分実現できたと思うわ。巨大なスーパーやデパート、ドラッグストアなんかが各地にできて、物資を備蓄しておく仕組み。コンビニエンスストアが、地域の人と触れ合って助け合う仕組み。戦争だけじゃなく、地震とかの災害にも強い流通の仕組みが、実現できたと思うわ」
富樫はうなずいた。
「あと、私が日本に会社を作った理由よね? それは災害が発生した時の日本人の言動に感動したからよ。災害時にも、パニックや暴動などが起こらず、みんな静かに、しっかり順番を守って行動する。そんな日本人を世界のお手本にして欲しいと思ったからよ」
富樫は再び、うんうんとうなずいた。
「なるほど、そういうことだったのか。そういえば俺も、震災の時はコンビニにお世話になったな。みんなに感謝しないといけないな」
これは架空の世界のお話で、ドイツ軍が第二次世界大戦に勝利したという、世界線です。その世界線におけるドイツの人達が、戦争を極力やめて平和に暮らすための仕組みとして考えたのが、「共創兵站(コ・ロジスティクス)」という設定。
戦争に勝利したドイツは、その仕組みを世界に広め、国家と国民、国家と国家などが協力し合って、「災害に強い世界」を作り上げていきましたというお話。
なんでこんなお話を書いたのかというと、言うまでもなく2011年3月11日に発生した東日本大震災、および、その後のコンビニエンスストアの店長さんや店員さんの頑張りを見たから、でした。
そういうのをあらかじめ計画的に、「この地点でこういう災害が起こった時の、物流や支援ルートは確保できているか」を事前に研究して、どこで何が起こっても大丈夫な、強靭な地域社会、強靭な国家、強靭な世界を作り上げていかないといけない、というのが「コンビニ転生」という作品で私が伝えたかった、異常気象を生きていかないといけない私達に必要な「備え」だったのでした。
02.では日本は今後どうするべきか?
まあさきほども書きましたが、今の日本は「災害予知」、「大予言」などにお金を注ぎ込み、有事の対策に関しては地方自治体まかせ、国民まかせ。
そんな大予言にお金をつぎ込む余裕があるんなら、私の提案する共創兵站(コ・ロジスティクス)を研究して研究して、世界と協力して、「強靭な地球」を作っていきませんか?
通常の生活を行っていれば、自ずと防災対策もできている。防災グッズは地方ごとに大量にストックされ、その費用は国家から補助されるため、地方自治体や国民は、安心して日々の生活や仕事を頑張れる。
そんな日本に、していくことは出来ませんか?
以上、「超プリン体の大予言2」でした。