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《企画書》〜不登校児に学校外での健康診断受診の機会を〜

「忙しいところすみません。目を通していただきたい企画があります。」
『ん〜なになに?』

「うちのこどもって不登校じゃないですか?メンタル的に学校に入ることもできないんですよ。なのに、子供の健診って校内でしか受けられないものがいくつかあって…。それをウチで受託できないかなって案です。」
『え!学校医で後日受けたりできないの?』

「二次検診的な感じで受けれるものはあるんです。歯科とか眼科とか。けど、意外と内科健診とか計測とか一般的なものが小児科での後日健診ってダメなものもあって。」
『なにそれ?おかしくない?じゃ受けようと思ったら、自費で健診受けないといけないの!?』

「おかしいですよね?こどもの健康を守れない社会なんて」



うちの息子は不登校になって、学校に入ることができなくなった。

先生からは「内科健診・歯科検診・眼科検診・(心臓健診etc)はどうしますか?時間をずらして対応することもできますけど」

春先にそう言われて、歯科と眼科は別日に病院で対応してもらうことにした。
だって、学校に入れないんだもの。

内科健診・計測は学校医の病院では対応していないという。
あくまで学校に来てもらってる日だけだと言われた。
(いいや。風邪でもひいたらかかりつけ医に行ったときに診てもらおう)

だのに、誰とも合わない生活。かつ元気なもんで、風邪もひかずに1年が経った。

急成長してるなっていう実感はあったけど、まさかの低年齢で二次性徴が始まってしまった。
紹介先の大きな病院に、身長体重のデータを持ってきてと言われて焦った。

無いの。

残ってないの。不登校児にデータなんて。

だって測ってないんだもの。


学校以外なら行ける。
学校で受けるくらいなら、、病院に行く!と歯科も眼科もついてきた。

でも内科は、、。

これは自治体による違い。みたいだ。

学校外での健康診断を実現している自治体もある。

『大阪府吹田市は3年前から、小中学生が学校外で健康診断を受ける際、費用を補助する仕組みを作りました。』

ということは、大体の自治体がウチと同じように自費でないと不登校児は健康診断が受けられない。


わたしは前職場が健診団体だった。
午後は割と余裕がある職場だった。
そこの枠に入れてくれないかな〜と思った。

そんな風に《不登校児の健康診断》として市が、教育委員会が、入札に出してくんないかな。

不登校児はこの日のこの時間に!っていう動き方が非常に難しい。
柔軟に『いつでもいいから、来て大丈夫!』とか『この期間のどこに来ても対応しますよ。』っていうのがいい。

あとは病院にも行けない子がいる。
外出が困難な子がいる。
そういう家庭には《訪問健診》ができるようにしてあげたい。


例えば、心臓ね。
子供の成長ってすごいスピードだから、病気の進行もかなり早い。
小学1年生の入学時に受けた心臓検査(心電図.心音図)も中学までの6年間で、大きく変わっていることもある。

【拡張型心筋症】っていう、心臓の内側がドンドン大きくなって風船がパンパンになるような、しなやかに動けなくなる病気がある。ごくまれな病気だけど、これを早期に発見するためには、小学4年生でもぜひ受けてほしいと思っている。
この4年生っていうタイミングで心臓健診があるかどうかも、もしかしたら自治体で違うかもしれない。

そして、ウチの不登校息子はこの1年で計測をしなかったことで、思春期早発症っていう病気に気がつけなかった。
親であるわたしも、計測ぐらいしなくたって良いだろうって思ってた。

元気で笑ってるし、偏食だけど食べれてるし、生きててくればいいって。

不登校児の親はけずりに削って、その領域にまで来ている。

だから、もっと外部の人でやらなきゃいけない。

子が不登校になって、病気になって、いま気がついたなら、わたしには何かできることがあるんじゃないかな。

まずはどこに働きかければいい?
何をすればいい?
署名集めたりすればいい?
要望書を教育委員会に出しまくるとか?

なにか方法を知っている方いれば、教えてください。

不登校の子だって、健康を守られる社会でなくてはいけない。

その方法を考えていきたい。



問題は水車ではなく川の流れにあるもの。
自分のことばかり考えないで、もっと周りを観察するようにしましょう。
周囲の人や環境に問題がないのか、しっかり分析してみるとやるべきことが見えてくる。

ゲッターズ飯田

⏬️12人の参加をいただき、ゆる〜く和気あいあい優しい居場所になっています😁みなさん、ありがとうございます🌞


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晴れパン / 多様な学びを願う×不登校兄妹のママ
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