日本人はツラいときほど、笑うのだよ
今日は不登校児の親にとっては、辛い日だった。
不登校数がなんだ。
増加がなんだ。
なんだかわからないけど、怒りが湧いてくる。
誰にぶつければいいのか、わからないけど。
朝に新聞を見ちゃったんだよね。あと、流しっぱのニュース。
増えて当然さ。うちの息子が加わってるんだから。
増加の要因の一つに『登校を無理強いしない保護者が増えたから』と書かれてた。
あーそうだよ。無理強いなんてしないさ。子の状態を見たら、できないに決まってる。目が死んでたんだよ。
無理強いしてさ。
子が自分自身を傷つけて、もし死んでもしたらどうしてくれる?
無理強いしたあとの後悔を、親の自責の念を、誰か責任とれんのか?
ただ、元気に子供が休んでるだけだとでも思ってんのか?
(ふざけんな)
という荒んだ気持ちになるので(もうなってるけど笑)
ネットニュースもSNSも、今日は見ないことにした。(noteはLOVE♡だから別だけど)
だれだってそう。
同じ思いをしなければ、どう声をかけたらいいのかなんて分からない。
不登校は、不登校経験者でないと。
障害者は、障害を持った家族じゃないと。
がん患者は、がんに罹患した人でないと。
近しい人を亡くした人は、同じく亡くした人じゃないと。
同じ思いをした人じゃないと、本当に理解なんてできない。
ただ、大事な人が苦しんでいるのは見ている方もつらい。
だから、、ただ、、、
背中を擦って、抱きしめて、『大変だったね』と共に泣くことしかないんだよ。
震災で家族や家を、全部海に持っていかれた男性は『全部なくなっちゃったんだよ』と笑顔で言った。
あの頃、そんな人がたくさんいたんだよ。
避難所で、「みんなそれぞれ辛いから。自分だけじゃないから」って、みんな笑っていたんだって。
日本人は、辛いときほど笑うんだ。
他愛に満ちているからだろうか。
でも心のなかでは、ずっと涙を流している。
ただ、
ただ、
共に泣こう。
そして、笑おう。
答えはないけど、共に生きていこう。
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