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大河ドラマ「光る君へ」第41話

衆議院選挙で1時間ほど放送時間が繰り上がる中、久々にリアタイで大河ドラマ「光る君へ」を観た。

「揺らぎ」

「ただお顔が見たかった」by 敦康親王

藤壺で和歌の会が開かれている場に清少納言が敦康親王からのお届け物として椿餅を持参した。
(ここでの清少納言のあまりにも残念な振舞い(闇落ち)が紫式部日記の清少納言への酷評に続く流れに思わず感嘆!)
後日中宮彰子からのお礼の文をもらった敦康親王が藤壺へ行き、直接お顔を見たいと前代未聞の御簾越えをしてしまう。
報告を受けた道長は怒り心頭。
しかし行成も中宮彰子も敦康親王が不憫と感じていた。
道長は段々と孤高の人となりつつあった。

「怒るのが嫌い」by 賢子

双寿丸と賢子の急接近。
2人の仲睦まじい姿にいとは「(賢子は)越前守の御孫」と眉をひそめる。
直秀の時は家に上がってましてやご飯を食べていくなんて考えられなかった。

字を読むことができない、でも自分の名前は書けるという双寿丸に「名前は足で書くの?」「実は高貴な家の生まれなの?」と矢継ぎ早に質問をする藤式部。
もう気分は三郎と出会った頃のまひろ。

ある晩、藤式部は賢子に口の悪い(あまりに率直過ぎる)双寿丸のことを怒らないのかと聞くと「怒るのは嫌い」と告げる。
これは正に三郎の口癖。
三郎のDNAがしっかり受け継がれている。
でも他の『兄弟』達はどうだろう。
そう、賢子には実に沢山の異母兄弟達がいるのであった。
(中宮彰子も異母兄弟!)

顕信 出家する

三条天皇が即位し取り巻きの公卿達も顔ぶれが変わった。
しかし道長は三条天皇を短期政権にすべく関白就任要請を固辞し、嫡男頼道を天皇の取巻きから離した。
更に将来の兄弟間の争いにならぬよう、三条天皇から直々に蔵人頭に顕信を、との話を断る。
これに嚙みついたのが明子だった。
そして将来に絶望し深く傷ついてしまった顕信は何と出家してしまう。
これは当時一大センセーショナルな出来事だったのではないだろうか。

世代交代の中で

ある日、藤式部は道長に何故東宮に敦康親王ではなく敦成親王なのかと問うと「お前との約束を胸に生きてきた。」と話す。
これに何も言えなくなってしまった藤式部。
六条廃屋での日々からまるで時が止まってしまったかのような道長の発言。
しかしあれから残酷なほど時は過ぎてしまった。

今回は世代交代、道長の後を担う若者たちの話が多かったように思う。
道長が築き上げた政を誰がどのように受け継いでいくのか。


次回も視聴📺

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