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大河ドラマ「光る君へ」第32話

NHKオンデマンドで大河ドラマ「光る君へ」を観た。

「誰がために書く」

伊周の台頭

1005年1月、一条天皇と定子の子 脩子内親王の裳着の儀式が行われた。
その場に公卿にまだ復活していない藤原伊周が大納言の上座に座る。
更にその後、一条天皇は道長を内裏で呼び、伊周を陣定に参加させよと命じた。
無理難題を押し付けられた道長はそれでも承諾した上で、思い切ってまひろの書いた物語の感想を聞いてみる。
でもその結果は芳しいものではなかった。

まひろの『これが私の生きる道』

道長はまひろにその事実を伝える。
しかしまひろは落胆しない。
むしろ書くことで自分の生きる道を見出したと言うのだ。
人生、何が起きるか分からない。
勿論、まひろが一条天皇に献呈した物語・・・「源氏物語」はこれで終わらない。

「源氏物語」続編決定!

ほどなくして道長は一条天皇から「源氏物語」のまさかの続編を御所望との話がある。
そして作者に「会いたい」とも。
道長、喜び勇んでまひろの元へ。
ごく自然にまひろの家に入っていく様はもう「家族」なのかと思うほど。

まひろ 中宮彰子の女房となる

道長から提案されたのは中宮彰子の女房にならないかということ。
あまりのことに即答できないまひろ。
勿論、道長には一条天皇を少しでも藤壺へ通わせたいという『思惑』があってのことだが、まひろにとっては人生の一大事だ。

その夜為時とまひろは話し合う。
一条天皇に認められて藤壺で女房となることは名誉なこと、しかし賢子はどうなるのだ。
しかし、賢子はこちらが面倒を見るからと為時はまひろの背中を押すのであった。
まひろ 中宮彰子の女房となる。

安倍晴明 天に召される

同年9月に安倍晴明危篤の報が入った道長はすぐにかけつける。
病床にある安倍晴明から「ようやく光を手に入れましたな。」と告げられる。
道長はきっとこの言葉を聞いて気が付いたことだろう。
道長にとっての光は『まひろ』。
『まひろ』あっての今の道長。

安倍晴明はこの日の夜、天に召された。

皆既月食の夜

同年11月、再び藤原伊周を陣定に戻ることとなった。
その頃、まひろは中宮彰子に挨拶をする為に藤壺に出向く。
倫子から道長に「なぜまひろ様のことを知っているのですか」聞かれた時、道長は「公任から聞いた」と答えたけれど、倫子がまひろを彰子の女房にすることを良いと言ってくれたから内心かなりほっとしたのでは。
これは道長にとってかなりの関門であったはず。

ある日の晩、皆既月食が起き月食が終わる頃、内裏から出火。
中宮彰子は定子の子 敦康親王を先に逃がし火の手が迫る中、帝のことを気にかけその場に留まっていた。
驚いた一条天皇は彰子の手を取って一緒に走る。
彰子の心の中に何か「化学反応」が起きたであろうか。
これからの一条天皇との間に進展があることに…期待。

「行かない」 賢子は為時邸に

まひろはいよいよ内裏に上がるために家を出る時が来た。
「私のこと嫌いなの」と言う賢子にまひろは「大好きよ」「一緒に内裏に行く?」と賢子に尋ねるが、「おじじが可哀そう」と内裏に行くことを拒む。
本当は母と(父とも)、そしておじじ、いと、乙丸、きぬ、みんなと一緒に暮らしていきたかったに違いないのだ。
為時からは「帝に認めていただき、中宮様に仕えるお前を誇りに思う。」
「お前が女子であって良かった」との花向けの言葉に涙ぐむまひろ。
でもまだ小さい賢子には内裏に上がる誉れなど理解できるわけがない。

いよいよ次回は内裏デビュー。

次回も視聴📺











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