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大河ドラマ「光る君へ」第17話
NHKオンデマンドで大河ドラマ「光る君へ」を観た。
「うつろい」
道長の看病
悲田院での奇跡の再会は同時にまひろの生命の危機でもあった。
自分の身分(大納言)も忘れまひろの家で一晩中付きっきりの看病の後、まひろは病から脱却する。
そのことを熱にうなされていたまひろは覚えていないのだけれど、後日乙丸からその事実を知る。
この2人は別れても又帰す波のように出会う。
まひろは道長の妻、妾にもならなかったけれど、正に運命の2人。
道長の政
都に蔓延する疫病を何とか食い止めようと私財をなげうって疫病患者の為の「小屋」を作る。
その私財には道長の北の方倫子の財も入っていた。
一族の繫栄が第一の道隆とは違う、道長の政が始まろうとしている。
道隆の最期
道隆の体調が優れない。そして登華殿にて笛の演奏中に倒れてしまう。
安倍晴明曰く「寿命が尽きようとしている」
それでも「寿命を延ばせ」と祈祷を依頼する。
しかし安倍晴明が祈祷することはなく弟子にさせてしまう。
そうとも知らずに哀れ道隆、一族の末永い繁栄を道兼に託そうとする。
一方、中宮定子も兄 伊周に内覧の許しを受けるべきと話す。
定子は一条天皇と仲睦まじく過ごしていただけではなかった。
やはり中関白家の一員だったのだ。
しかし一条天皇は保留する。
一条天皇を意のまま操れなくなった道隆は定子に皇子を産むように『足りぬ 足りぬ...』と迫る。
実の親から周りに人がいる中でこんな風に迫り続けられたら…定子の気持ちを考えると辛くなる。
他の公卿たちは伊周を嫌っていた。もし無理に関白になることがあれば安定した政は行えない。女院詮子も道長と道兼を呼んで道兼を関白にと話すと共に、周囲の公卿を取り込むことも忘れない。
一条天皇は伊周に対して内覧を許すがそれは道隆が病気の間だけ。
伊周を関白にという直訴も空しく道隆は亡くなる。
「忘れしの 行末まては かたけれは けふをかきりの 命ともかな」
最後は愛妻 高階貴子に見守られて決して1人ではなかった道隆の最期。
そしてまひろは
その頃、さわがやってくる。さわは疫病で兄弟を亡くし人の命の尊さ、儚さを知り、又まひろ友としての付き合いをしたいと訪ねてきたのだ。
まひろからの文を実は慣れぬ筆で書き写していたさわ。
「書くこと」によって何かを伝えることができる。
まひろの心の中に芽生えた「書くこと」への渇望。
源氏物語執筆までにはまだ時を経なければならないが。
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