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大河ドラマ「光る君へ」第37話

NHKオンデマンドで大河ドラマ「光る君へ」を観た。

「波紋」

すっかり大変身 中宮彰子

中宮彰子は敦成親王出産後、内裏に戻る前に帝に藤式部の物語をきれいな冊子にして献上したいと言う。
清書は行成他優れた能書家達に依頼。
道長からは硯に筆 沢山の綺麗な紙が贈られ、製本には中宮彰子も自らその作業に携わる。
美の限りを尽くした壮麗な装飾本。
中宮彰子の言動やお振舞いは今や自信と風格すら漂うまでに。

倫子の苦悩

五十日の儀からの倫子の苦悩。本当にお辛そうである。
赤染衛門は五十日の儀の晩、藤式部に釘を刺す。
『お方様だけは傷つけないで』と。
道長の心には自分でも明子でもないもう1人の女がいる。
もう完全に『ばれて』しまいましたね。

賢子 10才

内裏に中宮彰子や敦成親王が戻る前に藤式部は里帰りを申し出る。
中宮彰子に仕える女房としての立派な里帰り
久々の実家には10才になった賢子がいた。
でも会話もたどたどしくぎこちないまま。
気付かない内に藤式部=まひろがいないことが当たり前になっていた実家。
あれほど嫌だった宮廷生活にも慣れ、久々に戻った実家をみすぼらしく思ってしまったまひろ。
実に時は残酷である。

白米が高く盛られた食事を前に実家のみんなとは価値観も全く変わってしまったまひろ。
お酒も進み宮中のことを話し続けるまひろにすっかり固まってしまった賢子。
でもその後、酔いも冷めまひろは1人書に向かう。
賢子はそんな母の姿を見て黙って扉を閉める。
紙の上には「罪」と「罰」の文字。

ほどなくして内裏から戻って来いとの文が来る。
賢子の気持ちがここで爆発。
「一体何しに戻ってきたの」
家を飛び出した賢子を追いかける乙丸。
でも家の前で賢子は泣きじゃくる。
親子の絆はそう簡単に断ち切れるものではない。
お互いの気持ちがかみ合わない悲しい母と娘。

内裏での不穏な動き

藤壺では「源氏の物語」の美しい装飾本に帝はご満悦。
帝からの提案で「源氏の物語」を読み上げる会が催されることとなる。
藤壺は今や「源氏の物語」で華やかなサロンとなっていく。

1009年、伊周正二位、道長と同じ位になる。
それでも次の東宮が敦康親王になるか否か、伊周サイドは心配でならない。
伊周、呪詛再開。

ある日、内裏で盗人が入る。
藤式部が駆け付けると着物が剝ぎ取られた女房達が。
すぐに中宮彰子も駆け付け、被害に遭った女房達に着物を用意する。
今や中宮として威厳や慈悲の心を持つまでに成長した彰子である。

外では盗賊達が置いて行った着物を手に取る謎の男が。

翌日、藤壺を訪れた道長は次の東宮は敦成に決めていた。

不穏な波紋が様々な方向に広がりを見せる回。

次回も視聴📺

#テレビドラマ感想文


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